植え替え時期に〜土の精霊のつぶやき
大事にしたいのに
普通のやり方が
通らない時は
どうすればいいか
たぶん
「やり方」じゃなくて
必要なのは
「心」で
わがままな自分は
たくさん変わらないと
酸性はよくないらしい
弱アルカリ性を目指して
植え替え作業
ただ
お水や肥料をあげるのとは
違うこと
よく乾いた日に
無理やり引き抜いたら
根っこが切れて
地面は大きく穴が開いて
花もしおれてしまって
引き抜かれる庭には
ヒビが大きくならないように
本当は
できれば
ふかふかの黒い土を入れて
新しい花を綺麗に咲かせられるように
引き抜いてしまう花の
移植先に
深めに穴を掘って
苦土石灰
お水も穴にたっぷり
土壌改良
調べてみると
何も代わりにはなれないらしい
花にとって
種から育ててくれた土地は
あんまりにも大事だから
それ以外の何にも
代わりは無理なのだという
だから
外枠をそっと支える
石組みくらいを目標にするほうが
いいのだという
大事にするのって
大抵は
やんわりと腕に包んで
ぎゅってするの想像するけど
そういうのが
まったく嬉しくない花の
気持ちも分かるようで
何かできたらいいけど
こればかりは
押し付けのようで
一番
してほしいであろうことを
叶えられないだろうから
自己流で大事にしても
それは自己満足のようで
あなたのために
なれればいい
今はまだ
どうしたらいいかも
分からないけれども
君を大事にするように
君に似ているその花も
その花を育てたお庭も
お庭を守ってきたみんなも