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ばぁぶばぶばぶばぶう

ある夏の夜、一人の男が歩いていた。

黒いTシャツに黒いズボンで頭には帽子を深く被り

コンビニで買ったタバコに火を着けた。


ポケットからスマホを取り出し

お気に入りの小説をスマホで読みながら歩いていると

後ろから音楽をガンガンにかけた車が走ってきた。


避けようと思い道の端によろうとしたときに男のスマホの光に向かって大きな虫が飛んできた

お腹の部分に何か虫がとまった気がしてスマホの光を向けて確認すると

ゴキブリがTシャツにくっ付いていた。しかも結構な大きさのものだった。

あわててはたきながら逃げるように一歩踏み出した時

クラクションがなり振り向くと目の前に音楽をガンガンにかけた車があった。


男は反射的に目を閉じて衝撃に備えたが一向に衝撃が来ない

目を開けてみると真っ白な空間にいて、ただ落ちていく感覚だけはわかった。


「死んだかな?即死かな?うーんわからん」


(そもそも死んだ感覚なんてわからないし、もしかして転生とかしちゃうかも!)

と、いままで読んでいた小説の内容を思い出していた。


「このまま神様とか出てきたり?チート能力もらえたり?神様ー!ここだー!俺はここにいるぞー!」


その時、誰かの声が聞こえた。


叫ぶのをやめ耳を澄ますと、それは笑い声だった。

しかもすごい大爆笑だ。唐突な大爆笑になんか恥ずかしくなってしまい


「やめろー!わらうな!やめて!お願い!ほんとやめて!なにわろてんねん!こらぁ!」


と怒鳴り散らしているとどんどん光が強くなり

唐突に意識が途切れた・・・







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