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2017/7/25
感想に括弧を変えた方見やすいとご意見をいただきましたので括弧を変更しました。
「よう、手伝うぜ」
俺は騎士隊の前に飛び出してそう言った。
「お前は!?」
「通りすがりの旅人」
「そういうことを言っているんじゃない!」
「いいから構えろ、来るぞ!」
ワイバーンがこちらに向かって飛んできた。
こうして見るとかなりでかいな、羽は2、3メートルといったとこか。全長は5メートルほどといったとこか。
「くそっ!手伝うというからには協力しろよ」
「余裕だぜ。ついでに剣も借りていいか?」
「貴様、剣も持たずに手伝うと言ったのか!?」
「いいから貸せ!」
「ちっ、これを貸してやる」
そう言って馬車の近くにおいてあった剣を渡してきた。
「すまねえな」
俺は剣を抜き、右手に持った。
左手に持ってたスマホを操作し、【ドラゴンスラッシュ】を選択した。
すると、持っていた剣の刃の根本から魔方陣が出てきた。その魔方陣は剣先へと回転しながら進んでいき剣先につくと魔方陣は消えた。
剣には薄く赤色のオーラのようなものがついていた。
「貴様、まさかそれは【ドラゴンスラッシュ】か?」
「その詮索、後でいいかな?」
俺はそう言ってワイバーンに向かっていった。
ワイバーンがこちらに近づいたてくるタイミングに合わせて剣を振った。
ズバッ!!
剣のオーラが伸びワイバーンを斬った。
「おわ!簡単に斬れるんだな」
びっくりして後ろを見ると騎士達が口を開けたまま、こちらを見ていた。
「おい、どうしたんだよ」
「貴様、高位の冒険者か?」
「は?いや俺はただの旅人だけど」
「ならは、騎士団に入らないか?」
「権力者は嫌いなんだ」
「どうしてもか」
「どうしてもだ」
「そうか」
騎士隊長らしき人物はうなだれてそう言った。
「しかし、ワイバーンって簡単に斬れるんだな」
「普通は斬れることはないのだがな」
「そうなのか?」
「ああ、高位の魔法か魔剣なら斬ることができる」
「そうなのか」
「中でも、【ドラゴンスラッシュ】は別名【竜狩り】と呼ばれている」
「それより、馬車の方はいいのか?」
「しまった!姫様ご無事ですか!」
騎士団の人達は慌てて馬車の方へと走った。
「姫様!姫様!」
「私達の方は大丈夫です。」
馬車から顔を出したのは、メイド服をきた女性とドレスを着た女の子だった。