魔女
…天井だろうか? 木製の板を見つめていた。どうやら、床の上に寝かされているらしい。
起きようとした時、女性の声が聞こえた。
「起きたのですか?」
声をかけられたので、そちらを見たら女の子がボクをじっと見ていた。年の頃はボクと変わらないだろう。緑色の髪をツインテールにしていて、童顔なその顔には柔和な笑みを浮かべていたのは魅力的だけど着ている変わっていた。なんと言えば良いのか。裸よりはまだマシだけど、裸に近い露出過多な衣装だった。その刺激的過ぎる格好に思わず、その豊かな谷間を見つめていたら、女の子に笑われてしまった。
「なかなかにエッチですね♪ とりあえず、鼻血を拭いてください。可愛い顔が台無しですよ?」
その言葉に恥ずかしく思いながら鼻血を拭いたら女の子が問いかける。
「私はカウスと言います。お名前をお聞かせできますか?」
「ボクは風宮紅葉です。呼びにくければモミジと呼んでください。
それで、ここはどこなんですか?」
「ここは魔女の森。人が私達異能の力を使う者、魔女と呼び、その魔女達が住む森です。
そして、あなたは私達を救ってくださることを願って呼び寄せたのです。」
カウスさんはそう言いながら頭を下げた。
「ようこそいらっしゃいました。」
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