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          8 渤海

 かつて我が国の北部を蹂躙した北の国匈奴は、堀ができてから衰退してモンゴル系の国に支配された。モンゴル系の国は渤海にも攻め込んだ。

            8  渤海


 我が国の北部をかって蹂躙していた北の国、匈奴は堀が出来てから衰退した。匈奴は更に北の国のモンゴル系の国に併合された。その際匈奴の国の東側にある渤海にもモンゴル系の国が兵を進めたため我が国に救援を求めた。国王は王子に手紙を寄越した。

「渤海は我が国と深い繋がりはないが、匈奴との戦いのおり中立的立場を取ったため我が国は存亡の危機には陥らなかったとも言える。余力があるならば渤海を救援せよ。」

とあった。王子はマリエを呼んだ。手紙を見せながら、どう思うと尋ねた。

「余力はないと突き返す事も可能でしょう。その場合渤海が敗ければ我が国が直接モンゴル国と向き合う事になります。モンゴル国は匈奴の比ではありません。海軍力をもって攻め込まれる危険性もあります。渤海に私の分身体を送りモンゴル国の渤海への侵攻を止めれば強くはモンゴル国も攻め込まないと思われます。この件は私にお任せ下さい。」

 マリエは渤海に使者を送った。同時に救援の部隊を編成した。防護柵と銃器を持った部隊だ。マリエは救援の部隊を送った。

 既に渤海はモンゴル国に侵攻される寸前だった。挨拶もそこそこに早速分身体は防護柵を説明して銃器を構えた。モンゴル国の侵攻が始まった。騎馬隊が猛然と進んで来る。流石に匈奴や渤海を破った軍勢だ。おそらく世界最強の軍勢だろう。かってその侵攻を止めた者がないのであろう。敗ける事を知らない驕り。どんな防護柵も乗り越えたのであろう。しかしこの世界にはない銃器と防護柵が無敵のモンゴル軍を迎え撃つ。おそらく日本の長篠の戦いがそうだったのだろう。天下一の武田騎馬隊も織田の防馬柵と銃器の前ではなす術もなかった。モンゴル軍は遥かに武田騎馬隊よりも強いが所詮人間だ。防護柵を乗り越えるつわどもはいるが、分身体の攻撃魔法をかわせる者はいない。一方的な戦いになった。モンゴル軍は初戦の戦いで形勢を判断したようだ。撤退を始めた。分身体はモンゴル兵や馬を回収した。モンゴル軍は数日渤海で滞在したが、国へ引き返していった。渤海は国を維持した。渤海の国王は我が国の国王と王子に礼状をしたためた。両国は友好通商条約を結び主にマリエ商会が中心になって活発な通商が始まった。軍事的な繋がりもある。

事実上王子の管轄に置かれたと言ってもいい。

 モンゴル国は成吉思汗の元、大帝国を作った。モンゴル帝国だ。騎馬の機動力で瞬く間に敵を殲滅していく。今はあまりこちらに目が向いていない。中心は西の討伐だ。一度は渤海に向かったがそれは匈奴を目指したついでに寄っただけだ。本気で取りにいったわけではない。あくまでもついでだ。モンゴル帝国の矛先が何時渤海や我が国に向くか判らない。モンゴル帝国の強さは匈奴の比ではない。権謀術策にも長けてるようだ。次回対戦があるならばきっと今回の事を踏まえた上で戦いに挑んでくる筈だ。

 とは言え今北部は景気がいい。復興は順調だ。再び蹂躙される心配を誰もしていない。

 渤海の救援要請に対して、マリエは分身体に防護柵と銃器を持たせて救援に向かった。防護柵で馬を止め銃器で仕留める。

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