2 立案
王子の生活は規則正しいものになった。勉学にも通常授業と特別授業がある。第一回の特別授業は財務担当者を呼んだ。
2 立案
その日から王子の生活は規則正しいものになった。起床、食事、勉学、鍛錬、自由時間、就寝------------。勉学の時間には通常の勉学と特別講師を招く場合がある。その手配全てマリエが行う。今日は
財務担当者が特別講師だ。
「歳入は主に民が収める税金です。物納も認めています。基本五公五民です。歳出は国が行う事業、政治、軍事などです。予算が決められそれ基づき予算執行されますが、臨時の支出が出るものです。そんな臨時支出も考慮しますがここ数年支出が多く予算超過が続いています。北の国の動きが活発で軍事費が増加しています。------------。」
週一回は特別授業だ。各専門家を招き講義して貰う。一回目は講義して貰うだけだ。ニ回目は質問したり提案する。
今回の財務については提案出来る事が多い。農作物が多いならば品種改良、灌漑、土壌改良、肥料改良--------------。他の産業、流通の活性化、納税システムの見直し改善--------------。歳出に関しては行政の改善、書式の統一、軍の合理化、戦略、戦術の改善、武器の改良--------------。財務担当に言うべき事か判らないが財務に関わる事は幾らでもある。勿論マリエの課題ではないので王子に告げるだけだ。
王子は書式の統一が気にいったようだ。この時代紙あるけど印刷技術やコピーはない。王子からの要請で複式簿記や日報予算要求や決算書などの書式を書いて渡した。ついでに印刷についてアドバイスした。始めは木版印刷だろうか。木版印刷について説明しておいた。文具についても説明した。
マリエは転生者だ。日本の生まれで大学は法学部、公務員になり
経済産業省に配属された。一応結婚したがお互い仕事優先でただの同居人の様な関係、離婚する気力もないままはや10年、震災が起こりブロック塀が倒れ巻き込まれて死んだ。転生先は植物から紙が出来、農林水産業が発展しつつある。高名な作家達がいる。工芸品は芸術品だ。つまり時代は中世、高名だが落ちぶれた貴族に転生した。年は7歳、感染症だ。勉学は得意だった。主に試験勉強だが一般常識や女性の嗜みは教育される。この世界には女性が官僚になる道がある。科挙試験の合格だ。両親は成績のいいマリエに期待した。
2回目の財務の講義の時王子は書式や印刷、文具について説明した。担当者はそれを評価した。複式簿記の考え方は素晴らしい。持ち帰って上司に相談する。と言われた。
次の特別授業は軍事の担当者だ。
「北に強力な騎馬民族がいます。どうしても騎馬の扱いがこちらが稚拙です。複数の騎馬民族がいますが特に戦闘的な民族がこちらに攻め込んできます。-------------。」
ようはこの攻撃的な騎馬民族のために我が国は苦境に陥っているのだ。
マリエは、外交手段、体力増強ポーション、武器の改良、戦術、戦略の見直し---------------を王子に提案した。王子は体力増強ポーションと武器の改良を選択した。
財務担当者には書式の統一、印刷、文具を提案した。財務担当者は上司に提案する事になった。




