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        1 王子の秘書

 マリエは科挙を首位で合格して、第1王子の秘書と鳴る。

          1  王子の秘書



 マリエは第1王子の秘書となった。科挙を天元(首席)で合格して最年少15歳で合格したマリエは、ここ数代の官吏の女性から妻を取るという王家の方針にもそうものだろう。18歳を迎え王政を担うものとして自覚を持つ必要を感じる。これまで王子周りにも人はいた。教育係や世話係、御伽衆という歳近い遊び相手だ。官吏が配置されるのは初めてだ。しかも最年少の15歳で天元で科挙に合格した英才だ。研修なく説明もなく、そのまま連れてくるそうだ。

 マリエは酷く緊張した様子だった。自分が何処に連れて行かれるのかも知らされないまま来たのだろう。連れて来た官吏に私をを紹介され挨拶した。

「始めまして第1王子様、私はカノウマリエです。マリエとお呼び下さい。官吏としての初出勤です。これから宜しくお願いします。」

マリエの初対面の印象はいい駒が手に入ったというところか。官吏共が勧めるほど美的だし育ちもいい。能力も問題ない。後は私の役に立つかどうかだ。

「第1王子トモユキだ。細かい事は世話人に聞け。役に立たない様なら直ぐに首にする。」

マリエの顔色が変わったような気がしたが気のせいかも知らない。判りました。と返答して別れた。

 次会ったのは翌日だ。彼女は私のスケジュールの管理をしたいので確認して欲しいという。私はそれほど細かいスケジュールはない。今月から国の幹部の月例会に出るように言われているのでそれは決まった日時に出席する必要があると思うが後は適当にやっている事だ。約束したり決めてやっている事はほとんどない。それで支障が会った事はない。王子はマリエが作ったスケジュール表を見て

「こんなに細かく決めて置かなければならないものか。これまで適当にやっていただけだ。」

王子は不機嫌そうに言った。

「これまで王子はそのように生活されてみえました。子どもとして扱われていたのです。しかし今後は国王としての資質を見せなくてはなりません。効率良く生活して何事も実りあるものしていかねばなりません。その為の秘書です。」

王子は返事をしなかった。不本意ながら同意したのだろう。

「こちらが王子から提案すべきものです。ここから選んで頂ければ詳細を用意します。」

どれも画期的なものなのか判る。

「カノウ家でやらないのか。」

マリエは悲しそうな顔をした。

「全て父には話してあります。一部はやっています。しかし一貴族には過ぎた技術です。私の命もカノウ家の未来もあなたに托します。ここに書ききれなかった技術もあなたに託します。」

一貴族が優れた技術を持って入れば国は当然奪いに来る。逆らえば反逆罪だ。私の懐に入って共存共栄?

「しかし、私だって絞れるだけ技術を絞って、絞り終わったらすてるかも知れないぞ。」

マリエは不安そうな顔をする。この美少女のこんな表情がまたいい。まだ幼さ残る成人した女性だから美人と呼ぶべきか。

「最終奥義は取り置きます。裏切られたならこの国を滅亡させるまで使い続けます。そうならないようにあなたに託します。」

 マリエはさまざまな技術を持つ。それを第1王子に託すという。最終奥義は国滅ぼすほどのものらしい。

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