ウサウサ国の子ウサちゃん
ここ、ウサウサ国でも、夏の訪れがやってきました。
壁掛けカレンダーに、今日の日付に休日と書いてあります。
「今日と明日は、奉仕活動を休んでキャンプをしましょう。」
と神父のうさが言いました。
「「「わ~い。お泊まり~~」」」
「皆、支度できましたね?」
「「「はーい」」」
子ウサちゃん達は魔法のじゅうたんの1Fに乗って、順番に,
じゅうたんの中にすわります。窓にはマジックミラーになっていて
外からは、見えませんが内側からは外の様子が、わかります。」
「「動いた~すごいすごい」」
「子ウサちゃん達、私、ウサウサ国家管理人のガイドをつとめます。ミス・ウサウサでございます❤どうぞよろしくお願いします。」
上の運転手はおじさんは、バス案内45年のベテランです。
まずは、お花畑ガーデニングを見てクレヨンでお絵かきましょう。」
「「「は~い❤」」」
各自、絵が描けたら、30分以内で、戻って来て下さい」
子ウサちゃん達は、各自チューリップやタンポポなど書いて
入口に戻ってきます。
「皆、そろいましたか~?」
「は~い、そろいまちた。」
「皆、順番に並んで・・。」と、うさシスターが、言いました。
「じゃあ、じゅうたんバスに、のりましたか?」
「「はーい❤」」
「次は春祭り会場で、昼食を取ります❤」
子ウサちゃん達を乗せたじゅうたんバスは、花祭り会場へと入る。
「きれいな、お花~咲いてる~❤」
「ピンクの花びら~❤たくさん~❤」
お昼は、ウサウサ用の卵サンドイッチにミルクと野菜スープでした。
「ごちそうさまでちた。おいちかった~❤」
「神父さん、あれなーに?」
少しはなれた所に色んな出店があり、ウサウサの親子づれや
カップルなどで、にぎわっていた。
「クジ屋さんですね。1回10ガメルですね・・わかりました。皆、1回づつですよ。」
「いらっしゃい、おや、神父さんじゃないですか」
「すみません。この子ウサたち1回づつ、くじを・・」
「あいよ。じゃあ順番にくじを選んでくれ」
魔法のシャボン玉セットにマジカルヨーヨー・魔法の手品セット
薬草チョコレート、魔法のリボンなどなどが当たりました。
「良かったですね。じゃあ、バスに戻りますよ~。」
「わかりまちた~☆」
「それでは、次はキャンプ場に行きます~」
「「「はーい」」」
と言うわけで、子ウサちゃん達は、無事キャンプ場に到着しました。
テント組み立ては、たくさん練習したので上手く出来たようです。
そして、近くの林で、まきひろいに子うさちゃんが枝をひろいます。
一匹のちょうちょが、子ウサギの上をとんでいきました。
「わ~い~ちょうちょ」
さっきまでいた子ウサちゃんの群れから、はぐれてしまいました。
「みんな、どこ?おなかすいた・・そうだ!ボク、チョコレート
持ってた。」
はぐれた、子ウサは、薬草チョコレートを食べ終わると、リュック
サックをしまい、今度は、さびしくなってきて今にも泣きそうです。
***
夕方になり、レトルト食品のきのこスープとホットドックの
ホイル焼きに温野菜のサラダと紙パックのストレート紅茶です。
「おや?一匹、足りませんね?すぐ探してきましょう。シスター、
すぐにウサウサ管理人を・・・」
「はい、わかりました。」
パールと局長が、すぐに、とうちゃくし、パールの帽子についてる
ウサ耳飾りにより、迷子の子ウサは、無事発見された。
「ぱーるときょくちょーに牧師さん~皆、ありがと~☆」
「やっぱり、常連さんの子ウサちゃん、だったわね。」
「あまりしからないで下さいですう」
「わかってますよ。」
それから、夜になり、花火をする事になりました。
星のかけらというアイテムで、ウサギの赤ちゃんの幸せの祈りを
込めて、空に打ち上げるというものだ。神父さんが毎年するもの
なのだが、今日は、教会の子ウサちゃんのために打ち上げる。
ウサウサ国のウサウサ国民には、言ってある。
子ウサちゃんたちは、とても、おおよろこびだった。
***
起きているのは、パールと局長だけ簡易たき火に
あたっていた。
「こんなにたくさんの子ウサちゃん、元気いっぱいに育って
ほしいわね」
「はいですう❤」
その時テントから出てきたのは、まき拾いで迷子になった子ウサが
パールと局長におずおずとたずねた。
「ごめんなさい、今日も皆にめいわくかけちゃった・・」
「あら、わたしは、ウサウサ管理人の所に君が、来るの
楽しみにしてるわ☆うさびもラルドもね。」
「そうです。明日には、一緒に街に戻るです」
「じゃあ、おやちゅみなさい」
***
次の日、こうして子ウサちゃん達は、すくすくと元気に休暇を
楽しむのであった。
FIN