ただの芋女で不完全で無様な日常を送っているけど人生は続いていく
終わると思った?
残念、まだ続きます。
というわけで、ここまでの一連がこの夏に起きた出来事である。
七月の半ばにああだこうだあって、八月に引っ越しだの何だでバタバタして更新ちょっと止まって、今に至るまでを書き始められたのが九月過ぎ。そして十月なう。
ようやく新しい生活にも慣れ始めてきたところでござる。
「食いながらスマホをイジるな」
「ふぁい」
「食いながら喋るのもやめろ」
「ちっ、ママンみたいなこと言いやがって」
目の前の男に悪態をつく。
私が今どこに住んでいるかと言うと、叔母さんの子供の家、つまるところ従兄弟の家である。
歳は十歳くらい離れていて、最後に会ったのはお母さんの葬式以来なので、およそ十年ぶりにこんな形で再会をするハメになった。
全く存じなかったがこの男は去年から仕事の関係で私と同じ町で一人暮らしをしていたらしく、離れた叔母夫婦の家に移り住んで転校となると色々大変だろうというありがたい配慮もあり、家は変われども住む町は変わらないままだった。
「おまえ昔は素直で可愛かったのにな」
「それは育った環境が悪いんだね、きっと」
「まったくだ。おまえみたいなのを引き取るハメになった俺が可哀想だ」
「でもこの前、私に欲情して朝勃ちしてたじゃん」
「生理現象だっっっ!」
顔面に奴の口から射出された米粒が飛んできた。きったねーな。
自分に甘くて他人に厳しい男ってやーね。
「ねぇ、早く部屋が二つあるところに引っ越そうよ。同じ布団じゃ、いつ襲われるか怖くて眠れないよ」
「いつもアホみたいなイビキかいて爆睡してんだろーが……」
「アホみたいなイビキなんかかいてねーよ!! 可愛いらしいイビキでしょーがよ!!」
「かいてんだよ!! おっさんみたいな可愛くねーイビキを!! おまえのせいで眠れねーのは俺の方だ!!」
というアホみたいなやり取りができるようになったのも割と最近のことだ。
最初の一ヶ月は借りてきた猫よりも大人しかったと自負している。
うちの親はともかくとして、従兄弟とはいえ若い男女が一緒に住むことをよく向こうの親が許可したものである。不思議に思って叔母さんに聞いてみたら「あの子には女の子に手を出す度胸はないから安心して」とのことだった。なるほど、どうやらいい歳こいて童貞らしい。
「おっと登校の時間だ。じゃあね、今日もせいぜい私を養うために頑張れよ社畜」
「おまえのために頑張ったことなんかねーよバカ。……気をつけて行ってこい」
何だかんだで彼は私のことを気にかけてくれている。
ちょっと小言はうるさいが、根はいい奴なのである。そして私のことを性的な目で見ているに違いない。
「はーい、いってきます」
家を出る。
外はちょっと寒いけど、いい天気だった。
伸びた髪が風に揺れる。
余談だが、あれから私は結局転校しなかったのでグループラインに残したメッセージを散々イコちゃんにイジられた。音読されたりした。恥ずかしくて死のうかと思った。
皐月は週一くらいで遊びに来る。
従兄弟のあいつをライバル視しているらしい。私を巡る複雑な三角関係が構築された。美少女はこれだからつらい。モテすぎてつらい。
嘘だけど。
私は美少女なんかじゃないって知ってる。どうせただのオタクの芋女だよ、うるせーな。
生活は完璧でも華麗でもない。むしろ不完全で無様な生き方をしてるし、もはや小説も書いていないので、なろう作家ですらなくなった。いや、いつかはまた何か書きたいという気持ちだけはあるが、まあ当分無理じゃねーかな。
この日記的な作品を投稿してから色々なことが変わった。壊れたものもあった。失ったものもあった。
だけど、取り戻せたものや、また新たに生まれた絆とか、そういうアレコレもあるわけで。
というわけで、この物語はめでたくハッピーエンドで締め括られるのです。メリバとか言った奴は屋上に来い。泣くぞ。
閑話休題。
私の人生は、これからも色々あるんだろうけど。
書き綴るのは、ここまでにしようと思います。だってもう書くのしんどいし。今まであったアレコレで感性が変わりすぎたせいか、元からなかった文章力がもう更にやばいことになってて、もう何も書けねーんだよマジで。今のこの文章見たら分かるだろ。察して。
ただ、私は終わる終わる詐欺師なので。またいつか筆をとることがあったら、そのときはどうぞよろしくお願いします。
スーパー美少女JKなろう作家改め、ただの芋女の卯月ちゃんからのお願いです。
じゃあ、そういうわけで。
本当の本当に終わりッッッ!!!!




