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第三章あらすじと初登場人物紹介★

　第三章あらすじ

　フラン──元トゥレラ王国王女のコロナより、獣人で暗殺者のメイナ達を説得した後に侍女兼護衛にした事を聞く。その後、コロナの叔父が暗殺される事を知り、コロナはメイナ達と共に叔父の元に向かうが、叔父はコロナを庇い死んでしまう。

　叔父を救えなかったコロナは、メイナと共にアギオセリス王国へ亡命を図る。だがその途中に追い詰められた際、メイナが囮になりコロナはその場から無事脱出する。

　一人逃げるコロナだったが崖に出てしまい、そこで暗殺者の攻撃により足を滑らせ、崖下へと転落してしまう。幸い死ぬことは無かったが、コロナは気を失ってしまった。

　そして、そこで一刀に発見された。

　話終えたコロナは、捕まったと思われるメイナを助けて欲しいと一刀に懇願する。

　妹となったコロナの懇願を断るわけもなく、一刀はメイナを助けるべく動き出した。

　その事をレオン王子とエドワードに伝え、エドワードの助力をお願いする一刀達。

　結果、エドワードの助力を得た一刀達は、魔導具が示す方向から、メイナは港湾都市プレンツィアに連れられたと推測し、トゥレラ王国へと出発する。

　だが、その途中で立ち寄った街は廃墟の様に荒れ果てていた。

　生存者を探すも、生きていたのは冒険者組合にいた一人の年老いた男だけだった。

　その男の話によると街の者は国王軍に殆ど連れていかれ、残された者達も食料を奪われ餓死していた。

　街を出発しプレンツィアへと向かう途中、森の中の街道にて子供達に襲われる。だが、子供達が無理をしていると気付いた一刀の説得により、子供達は一刀達に付いてくる事になった。

　プレンツィア手前にまで辿り着き、状況の確認の為エドワードによる偵察を行う。その偵察中にエドワードは昔の知り合いであるベルンハルトと出会い、ルドルフに対し反乱の加勢を頼まれる。エドワードは条件付きでその提案を了承。後に一刀達と合流する。

　エドワードはベルンハルトに聞いた作戦を一刀達に説明し、それを聞いた一刀達はサマーリと子供達をその場に残しプレンツィアへと侵入した。

　作戦通りエドワードと別れた一刀達は、各街から連れ去られた子供達を助ける為に、暗殺者養成施設へと潜入。

　その際に地球にて8才の時に死んだ従妹の芽衣──この世界ではメイナ──と再会する。だが芽衣は心を操られており、一刀へと襲いかかって来た。

　一刀は芽衣の記憶を揺さぶり、芽衣を正気に戻す事に成功したが、芽衣はそのまま気を失ってしまった。

　牢屋にいた子供達に助けに来た事を説明し、プレンツィアからの脱出を図る。

　無事に脱出出来るかに思われたが、敵が迫っている事に気付き、一刀は単身にて敵の足止めに向かった。その過程で国王のルドルフに会い、ヒルティの精霊魔法を解放する封印珠を手にいれる。

　しかし、ルドルフの後方にいたフランツと接触してしまい、劣勢に陥ってしまう。

　だが、斬り殺される寸前に椿姫が現れ、椿姫の魔法によりどうにかフランツの攻撃を凌ぎ、時間を稼いでエドワードとベルンハルトと合流することに成功する。

　不利を悟ったフランツは魔導具によって逃走を成功させる。国王であるルドルフを置いて……。

　そして反乱は成功し、一刀と芽衣は再会を喜びあい、芽衣は一刀の妹となった。

　芽衣の話を聞くと、地球で死んだ芽衣はメイナとしてこの世界で生まれ変わり、辛い日々を送ったとの事だった。自身やコロナを守るために人も殺してしまっている。

　その事を気にしていた芽衣だったが、一刀はそれを受け入れ、今度こそ守ると誓いを新たにする。

　第三章からの初登場人物紹介

　芽衣【メイナ】

　コロナの侍女兼護衛で10才、獣人族猫種の女の子。

　転生前は叔父夫婦の子供で一刀の従妹にあたる。一刀を兄の様に慕っていたが、事故により6才で亡くなり、異世界に転生する。

　転生時から記憶があったが本人が気付かない内に、トゥレラ王国の暗殺者養成施設へと入れられる。異世界での両親の生死は不明。

　数年の辛い訓練で精神を磨り減らされた後、他4人と共にコロナ王女暗殺の命令を言い渡されるが、コロナ王女の説得によりコロナ王女の侍女兼護衛に転向した。

　コロナ王女の叔父が暗殺されると聞いたコロナ王女と共に知らせに向かうが、コロナ王女の叔父は殺されてしまう。

　その後、暗殺者から逃げる最中にコロナ王女を先に逃がし、メイナ自身は捕まってしまう。

　投獄中に謎の人物の手により操心状態にされ、メイナの前に現れた一刀達に襲いかかる。だが、一刀の言葉によって操心状態が解け、一刀と再会を果たし一刀の妹となる。

芽衣イメージ画像

　コロナの叔父

　トゥレラ王国の王弟にして公爵で45才。

　コロナ王女の剣の師匠であり、父親代わりでもある。

　王弟派の旗頭として、国王のルドルフに対抗していたが、ルドルフの手段を選ばない手段により徐々に勢力を落とし、最後にはコロナ王女を庇い死亡する。

　シノン

　11才で人間族の女の子。金色というよりは黄色に近い髪をショートにしている。