プロローグ 転生までのお話
初めまして、星月です。今回からこの小説を続けていきたいと思います。文才はないですがきっちりと完結までいきたいと思います。応援よろしくです。
少年は暗い部屋にいた。部屋はだいたい3~4畳くらいあり、そのいたるところにゲームや本が乱雑に置かれていた。
どうして暗い部屋なのに部屋の内装が見えるのか、それは目の前にある複数のパソコン画面が部屋を少しだけ照らしているからだ。少年はそう現状を把握し、再び目の前にあるパソコンに向かい、指を動かした。
ーねぇ、聞いた?
ー聞いた聞いた。
ーまたAのコンピューターテロだってねぇ。
ーしかも今度はアメリカの大統領だってね。
ー今までってどこやられたっけ。
ー確か今回も合わせて、アメリカ・中国・韓国・ロシアそして、ここ日本だったはず。
ー怖いねぇ。
ーでも、そんなテロにも噂があるのよ。
ーへぇどんなの?
ー実は、テロでやられた所は必ずヤバい事してる所、とかぁ。
ーえ、嘘!それヤバくなーい?
ーあと、テロを起こした人は日本人とか。
ーあ、それ知ってる!確か最初のテロが日本で起こったからでしょ?
ー何それウケるぅー!!
ーーきゃはははははは!!ーー
今、世界中を騒がせているテロ、通称「Aのテロ」
このテロが起こした騒動は留まる事を知らず、次第に拡散されていき遂にはある一室にまで届いていた。
「ふむ、ちっとコレはやりすぎかの。」
どうするべきか、居場所を特定し警察に突き出すか、はたまた殺して全て無かった事にするか。・・・そういえば、この前抽選で当たった物があったのう。よし、それにするか。
そう結論を出し、その部屋には作業する音だけが響いた。
「という訳で、お主には転生してもらう事にした。」
・・・は?
「何がと言うわけだだよ、爺さん。ここはどこだ?どうして俺はここにいる?」
ため息をつきながら、出来るだけ静かに質問をした。
「ふむ、では簡潔に纏めよう。ここは天の間、神のいる部屋じゃよ。東雲文人、お主はちっとばかしやりすぎた。世界中に対しテロを起こし、なおかつ誰にもその存在を捉える事は出来なかった。この世界を管理する者として判決を下す。それは、転生じゃ。こちらの都合で転生させるのじゃ、出来るだけお主の願いは叶えよう。じゃがしかし、もうこの世界には戻って来れぬじゃろう。」
そんな無慈悲な判決に対し文人は、
「あ、良いですよ。」
やけにあっさりとその判決を受け入れた。
「・・・よいのか?そんなあっさりと。」
「良いんですよ、元々あのテロも暇つぶしでしたし。」
「暇つぶしであの規模を・・・末恐ろしいわい。」
「んで、願いを叶えてくれるんですよね神爺さん。」
「神爺って、まぁ出来るだけ応えようと思う。」
「そうですか、少し待ってください。ちなみに、どの世界に行きたい、なんてのも出来るんですか?」
「あぁ、出来る。さて、少し茶でも飲むかの。」
~少年考え中&神爺茶飲み中~
少年がメモ用紙に書きながら、神爺と話す。その光景は第三者から見れば、孫と戯れる爺さんに見えた。
「よし、終わったよ、神爺さん。」
「ふむ、そうか。では言って見なさい。」
「では、まず世界は敵はいるがのんびりと暮らせる世界を。それから、折角ですからRPGらしくエンチャント用以外のレベルの概念や特技、呪文を増やして下さい。出来ますか?」
「ふむ、それ位ならば可能じゃよ。ちなみに、レベルや特技、呪文はあのドラ○エみたいな感じで良いんじゃな。」
「はい、あとレベルには上限を付けないで下さい。」
「ふむ、了解じゃ。さて、往く前に一つだけ土産じゃ。もっていけ。」
そう言うと、突如文人の体が光り出した。数秒後光がおさまり、神爺が鏡を取り出した。するとそこにいたのは
「ん?この瞳や髪のカラー、この服装、もしかしなくてもゲームしてた時のアバター!?」
驚きを隠せずにいると、神爺が光輝く扉を取り出した。
「さて、時間じゃよ。往くが良いアヤト!その知恵振り絞り、自分にしか作り出せぬ自分だけの物語を作り出せ!!」
「・・・はい!往ってきます、神爺さん!!」
アヤトは走る、扉の向こうまで。
これが東雲文人否、アヤトの冒険の始まりだった。
~おまけ~
さて、それじゃあ改変するとしようかの。え~と、まずは世界観をのどかな世界に・・・その次は、敵をいれて・・・最後にド○クエのようなステータスに上限無しと。
「ふむ、完璧じゃな。喜んでくれるじゃろうか。」
その言葉はまさしく、孫に喜んで欲しいと願う爺さんの姿だった。
「あっ・・・」
テンプレ的な間違いをしなければ。
どうでしたか?うまく書けていないのは分かってるつもりです。感想や指摘お願いします。