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帰る気は無いの…

誕生会からしばらく、アルフレッド商会とマスターに色々と問われた。


ブドウジュースになった理由は、ワインからブドウジュースを連想しただけだと誤魔化した。



ちなみに、毒は商人の1人が婿入りのための小芝居用に仕込んだらしい…


とんだ馬鹿が居たな




更に上行くバカが居るか…


「アコ、これでお前を還せる」


「べリス師匠も来るの?」


「あぁ、戻るのも容易かろう」

ニコニコ笑いながら師匠は言った。


「師匠1人で戻るの…大変じゃないか?」


「えっ」

サァと血の気が引いた。




「こっちで召喚術使う術師を、考えて無かった」

魔方陣が擦れ、別の陣に変わってしまった。


「師匠、落ち着いて…」

触れようとした手は、体は互いに透け始めていた



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