出会いは絶望と共に…
師匠と出会ったのは3年前のこと…
中学2年当時、彼氏が出来たばかりで浮かれていたのに、二股されていたと知り絶望の底に落ちた。
ついでに、その後のテストの成績は散々…で落ち込んでいたら召喚された。
その当時、べリスの能力を危惧した王族に、辺境の地に追いやられたとか…
本人は研究に明け暮れ、一段落ついたら酒を飲み、女とお楽しみらしく…満喫してたとか
その研究の一貫…
喚んだは良いが、還せない・帰れないことに二人して絶望した。
私は制服の可愛い高校に進もうと勉強に励もうとしていたし、べリスは経済的な面での痛手はないが、女を連れ込めないことをただただ嘆いた。
そんな生活力皆無の絵に描いたようなダメ男は、隙があれば私に対してもセクハラを働く…
この世界の成人が16なのも相まって、16の誕生日に夜這いされた。
男性の急所を蹴り上げ、簀巻きにしたっけ
「師匠は何故、結婚しないのか」
結婚したら多少は落ち着くんじゃね?
自分への被害軽減のために聞いたことがあった。
「遊べなくなるから却下」
とにこやかに笑う男に、こいつぁ筋金入りだ…と精神的な敗北感を味わった。
去勢して落ち着くのなら、チョン切ってやるよ