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夏空

作者: 月羊

また前のとは雰囲気が違うと思います

両親が泣いている



妹が泣いている



親戚の人や友人が泣いている





そして





君が泣いている







どうして泣いているの?




誰一人として答えを返してはくれない




こんなにも綺麗な夏空だというのに




なぜ泣いているの?









その理由なんて本当はわかっていた










これが自分の葬式だからだ








世界は回っていく






時は進んでいく







しかし






自分の、自分自身の



体は



喉は



心臓は







もう動くことは無い









けれど









自分は幸せ者だ






こんなに見送ってくれる人がいて



こんなに見届けてくれる人がいて



自分の事で泣いてくれる人がいて



自分の事を惜しんでくれる人がいて



おやすみなさいと言ってくれる人がいて



自分の心は暖かな光で満たされていく








そして







陽だまりのような暖かな光に包まれながら





穏やかな気持ちで





自分は










この世を旅立っていった



最後まで読んで頂きありがとうございます!


よろしければ感想お待ちしております!

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― 新着の感想 ―
[良い点] すーっと。 主人公が自分の葬式を見て、スーッと空に登っていくような情景が目に浮かびました。 [気になる点] もう少しだけ、主人公が皆を残していくことに対する葛藤というものが感じたかったなあ…
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