表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

■キーワード1 『雪』

バトン回答、および記録。

■キーワード1 『雪』


「お前が出来る事はただ一つ。この雪の中に美しい花を散らせることだけだ。散らした赤い花びらの数だけの苦しみを吐きながら、少しずつ正気を失い、私の前で果てるがいい。何? 嫌だと。そうか、雪の中での失血死は眠るように逝けるのだが、もっと責め苦に喘ぎたいのか。良かろう。まず逃げられぬようにその素足に水をかけ、凍りつかせてからゆっくり考えようか」














挿絵(By みてみん)














 私は世界を渡る。

 依頼に応じて、相応の死を与える代わりに、依頼主の魂を喰らう。

 私の事を死神と言う世界もあるし、吸血鬼と呼ぶ者もあった。

 悪魔と言った者もいたか。


 私は私でしかない。

 依頼の理由は特に聞かないが、魂を売ってまでも果たしたい気持ち。

 恨みと言うだけでは足りない、心の深淵の慰みに。

 出来るだけ、長く、苦しむ様に。


 日々の糧を得る為、私は今日も手を血に染める。



続きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ