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プロローグ~~Prologue ~~

『歪:口説きバトン』です。


【注意】 

 これは常人には精神ダメージがかなり大きいバトンです。 

 命や血、生死の取り扱いが微妙です。嫌いな方は閲覧を避けて下さい。  



 

 バトン……

 

 と、ある質問に添って回答し、最後に同じ質問ないし、グレードアップ、または自作した質問を、知っている相手に回して回答させ、繋いでいく代物である。

 バトンは任意で奪取可能なモノもある。


 ここ、なろうに住む作家、またネット使用者ならば、活動報告で一度は目にしたり、日記などで回したり回されたりと、その記憶があるのではないだろうか。

 

 ある夜、お気に入りの作家が『口説き文句バトン!』をやっているのを、と、ある末端作家が目にした。


 キーワードに沿って、口説き文句が書かれている。

 そのいずれもが美しく、素敵だ。

 現実で吐くには流石に赤面物であるが。

 このなろうをはじめとする小説などネット世界では、別段、変わった物ではない。


 最後まで読み終える。

 末端作家は自分にバトンが回っているわけでもなかったが、その美しさに魅かれてバトン奪取にキーを叩き始める。


 だが、浮かばない。


 そして何故か、彼女が打ち込む言葉は誰かを嘲り、嘲笑するかのような文言ばかり。


「どうして?」


 そう思った時、誰かが囁く。


「呼ばれたような気もしたのですが。違いますね、誰かに恨みを持つ波動がない。普通に変態くらいでしょうか?」

「だ? 誰よ。何か……しれっと言われた気が」

「ふむ、聞こえているのですか? でも見えていないなら依頼者じゃないですね。では……」


 末端作家は「それ」が消えている事に気付く。


 だが、何かに憑りつかれたかのように、「それ」が残した何がしかに発触され、カタカタとキーを叩き始めた。









 ……以降、15歳未満の方の立ち入りを禁じます。

 あなたは15歳以上ですか?


 この作品には〔残酷描写〕〔15歳未満の方の閲覧にふさわしくない表現〕が含まれています。

 15歳未満の方はすぐに移動してください。

 苦手な方はご注意ください。



 『歪:口説きバトン』です。


【注意】 

 これは常人には精神ダメージがかなり大きいバトンです。 

 命や血、生死の取り扱いが微妙です。嫌いな方は閲覧を避けて下さい。  


 題名にあるキーワードを絡める(もしくは連想させる) 

 脅迫の台詞、ないし殺傷時のセリフを考え、回答して下さい。


 *リアルではなく、ダークに書くのを目指します*

 甘美に耽美にあれば、更に可。



 ■キーワード1 『雪』

 ■キーワード2 『月』

 ■キーワード3 『花』

 ■キーワード4 『鳥』

 ■キーワード5 『風』

 ■キーワード6 『無』

 ■キーワード7 『光』

 ■キーワード8 『水』

 ■キーワード9 『火』

 ■キーワード10 『時』


 ■このバトンを回す生け贄はありませんが、気が向いたらどなたでもどうぞ。




 そこまで書いて一度息をつく。

 末端作家は自分で作り変えたバトンに回答しながら、詩のような、日記のような、自分ではない誰かの記憶を書き写していった。


次回、バトン回答。

10回を予定。

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