保健室の扉をたたくのは ~保健体育姉さんは行く ①地理さん~
※この作品はフィクションであり、登場する教科や人物はすべて架空です。
政治的意思もございません。ギャグ・コメディ作品としてお楽しみください。
保健室。
それは、人々の精神面・身体面においてケアをする場所である。
「こんにちはー。すいませんせんせーいますかー?」
「あいよー。どーした」
保健体育姉さんは今日も来客相手に大忙しだ。
ここは、アカデミア学園。教科の化身達が教師を務める、摩訶不思議な私立学園だ。
保健体育姉さんは、授業だけでなく、保健室の管理も頼まれている。生徒だけでなく教科たちも多く利用するこの保健室は毎日大忙しだ。
今日はちょっと保健室をのぞいてみよう。
ちょうど地理さんが来たみたいだ。
「保健さーんこんちはー」
「あいよー。今日はどうした?どこが痛い?」
「ちょっと心を痛めましてね」
「帰れ」
「え」
「帰れ」
「あ、はい。‥‥‥じゃなくて~もうちょっといたわってくださいよぉ~」
「お前が心痛めているのはいつものことだろ?」
「そうすかぁ?」
「昨日も地図帳見て泣いてたじゃんか。『俺の心の海岸も、山の土で埋め立ててくれ…』って」
「あ、聞いてたんすか?エッチぃ///」
「話している内容の理解ができなくて、エッチぃな気持ちが吹っ飛んだんだがな」
保健さんは『埋立地で、町はもっと発展していくんだぜ』という、不可解な言葉を、今でも忘れてはいない。
「なーんだつまんないのー」
「勝手にベッドに乗るな。降りろ。授業を放棄するな」
「どーせ俺がいないことに気が付いて歴史さんがなんとかしてくれますって~。心配なし~」
「その怠惰なお前の心肺をなくしたいがな」
「ま、そゆことなんで。おやすみー」
布団をかぶって、地理さんが寝始めた。
「はあ……。まあいいか」
保健さんは仕方なく自分の仕事にもどった。
後日。
「地理、大丈夫かい?欠課理由には心肺停止って書いてあるけど」
「あ、歴史さん。‥‥‥ん?あ!保健さんにやられたぁ!」
‥‥‥健康体での仮病には少々厳しい保健さんだった。
そして今日も誰かが保健室の扉をたたくのであった。
こんにちは!ここまでご覧いただき、誠に有難うございました!!
今回は、保健さんの回です!クールで姉御肌、でもちょっとだらしないレディとなっております!
また次回も読んでいただけると幸いです!評価、感想、リアクション、ほんっとうにお待ちしております!よろしくお願いします!




