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実験室に愛を添えて~理科四兄弟の日常~

※この作品はフィクションであり、登場する教科や人物はすべて架空です。


 政治的意思もございません。ギャグ・コメディ作品としてお楽しみください。

生徒A「いやあ俺、やっぱ暗記苦手だわ‥‥‥」

生徒B「え、それな?暗記科目がちでいらん」


「‥‥‥とか言っているのに、


 どうして物理(ぼく)のことは嫌いなの!?!?」



 ここは、アカデミア学園。教科の化身たちが教師となって、生徒たちに学びを与える、摩訶不思議な学園である。


 さて、実験室で叫んでいる、この若い男は、物理さんである。


「どうした物理。10g分銅を足に落としたか?」

「なんで10g指定したの?!そしてあなたの両手いっぱいに抱えられた植物が落ちそうなのが僕はこわいです!」


 後ろから声をかけたのは生物さんである。


「新しく仕入れたんだ。いいだろ」

「まず机の上置いてくれる?」


 これから、生物実験室に運ぶっていうのに。生物さんは椅子にすわった。


「で、どうした。兄さんに話してみろ」

「いや、大したことじゃないんだけどさ‥‥‥」

 

物理さんは鼻をすすって話し始めた。


「僕って、嫌われているのかなぁ」

「そうだな」

「うん……って即答!?」

「でなんで、そんな当たり前なことを今更」


「だってさぁ…生徒たちはみんな、暗記嫌い、とか、実力でいこう、とかって言ってるじゃない?僕、物理は、計算だよ?問題を考えて思考するんだよ?どうしてそうやってみんなして嫌いっていうかなぁ」


「科学四分野の中では、嫌われているほうにあるぜ」

「やっぱりそうか……」

「あきらめろ」

「生物兄はすごいよね‥‥‥。科学の中じゃ好きな人も多いんじゃない?」

「ほぼ暗記だけだし、ちょろいらしいからな」

「え、生物兄がちょろいっていうのはちょっと……」

「なんだって?」

「いえなんでもないです」


「まあでも心配しなくていいと思うぜ。科学の中の一番の嫌われ者は、お前じゃなくて、化学だからな」

「えそうなの?」

「‥‥‥なに?生物兄、僕の悪口、言っている‥‥‥」


にゅっと顔を出したのは、化学さんだ。


「うわ!化学!びっくりしたぁ」

「最初からいた‥‥‥気づかなかっただけ‥‥‥」


「へえお前も評判とかきにするわけ?お前は暗記も計算も大変なんだから、しょうがないっていうか」

「‥‥‥どこが?‥‥‥化学はとても簡単‥‥‥」

「周期表、液体の性質、酸やらアルカリやら、なんやら、いっぱいあるくせに?」

「‥‥‥えっ‥‥‥覚えられないの‥‥‥?」

「いや驚いた顔をするな!」


「そういう生物兄だって、人気ランキングは一位じゃないでしょ……」

「は?」

「はいはーい!一位はおれおれ!みんなの地学お兄さんだよー!」


扉をどーんと開けて登場したのはおおらかな地学さんだ。とろんとした笑みを浮かべている。


「うわ‥‥‥地学がでた‥‥‥」

「なんだようるせーな!扉は優しく開けろよ!」

「ちょっと生物兄、化学!二人ともそれぞれのメスと硫酸をしまって!」

「そうだよー物理のいう通りだよー!お兄さんこわーい!」


「「黙って(ろ)!」」


「地学兄さんが一番人気なんですね。驚きです」

「まあ計算が少ないからね。比較的。だから人気になりやすいんだね」

「ぐっ‥‥‥やっぱり計算があるとだめですか?」

「少なくとも、現代国語くんには、殴られそうだから注意したほうがいいかもね」

「僕、不憫過ぎない?」


「ま、人気ないからと言って、気にすることないさ。どうせ、大変だから、めんどくさいから、とかそういう勉強嫌いな理由で人気ないだけだろ?好きな人は好きだって」

「地学兄さん‥‥‥!僕、授業頑張ります!」

「おう頑張れー!」


「ちなみに物理、お前なんの授業の準備しているんだ?」

「ん?次は、摩擦の授業やるんだ!」

「生徒の心との摩擦でもつくるの?」

「せっかく励ましてくれたのに、最後に刺さないでください‥‥‥地学兄さん‥‥‥」





 




 お久しぶりです!作者です!今回もお読みいただき、ありがとうございます!!


 今回は理科四兄弟について書いてみました!

 年上から順に 地学→生物→物理→化学 ですね、はい。


 読んでいただき、ありがとうございました!評価を下さったら、どんな評価でも、大気圏突破するほど喜びます!よろしくおねがいします!

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