私も連れてってくださいな!
さて、やっと全てのウォルフが倒されましたねよかったよかった(*´˘`*)
一息ついていると隊長さんがこっちに歩いてきた。
…切られるかな?正直勝てるわけないって本能が訴えてるんだけど…
私がそう警戒していると隊長さんは跪いて
「先ほどの助力、感謝する。君が来てくれたおかげでこのお方を守ることが出来た。」
わぁ、この人魔物の姿の私にも頭を下げてくれるんだ!優しい人だなぁ、どうせならこのままついて行きたい気もするけど…この姿じゃダメかな。私が出た後、どうなるかわからないし。
そう思った私は隊長さんの頬をペロッ
そんなに気にしなくていいよ!困ってるのを助けるのは当たり前何だから!…余裕があるのならね。
「!!」
「ははっ、隊長好かれてません?ww連れていきますか?従魔の首輪持ってますよ?」
おっと、それは困るかな。この体は返すつもりだし。
「ウォルフ、ありがとう。」
「…ありがと(´;ω;`)」
あらあら妹ちゃん大泣きね。手、痛そうだもんね。
私は妹ちゃんに近づき腕にある傷を舐める。
すると傷は淡い光をまとって消えていく。
ん?
「あ、あれ?痛くない…」
妹ちゃんがポカーンとしながら腕を見る。え、私そんな力もあるの?すごくない?
「な!?レガーナ様!本当ですか!?」
「う、うん。さっきまですごく痛かったけど、今はどこも…」
あ、ここで逃げておかないとやばいかも。連れていかれちゃいそう?
それは困る!ってことで!ここでこの狼の私とはオサラバだぜ!まだここにいてね?返してきたら追いつくから!!
『また後でね!可愛いナイトくんとお姫様、それに騎士様方♪』
「あ、どこへ!」
ちょーっと調子に乗ったことを呟きましたがそのまま私は藪へと飛び込み一目散に離れた。
ふぅ、このへんでいいかな?てか、どうやったら戻れるんだろう?願ったら戻れる?
おーい、私元に戻りたいですよー
ふわっ
風が吹いたと思ったら私は人の姿に戻っていた。
おお!戻れた!
狼はなぜここにいるのかわからず困惑中。デスヨネーww
って、そんなこと言ってる場合じゃなかった!早く追いつかなきゃ!
『体借りてごめんね。向こうへお行き。出ないとこっちには人がいるから殺されてしまうよ。』
私はそう語ったが狼にそれが聞こえたかはわからない。ただ、そのまま狼は森の中へ消えていった。
…さて、私はあの人たちに追いつこう!誰かに憑依すれば楽に移動できるかな?
私はさっきいた一団を走って追いかけた。