昼下がり
日曜日の昼下がり私は昼食の買い出しにスーパーへ向かった。
太陽が真上から私を見下ろし、雲のない日本晴。
幼少期はよく外で遊んだものだと心笑みを浮かべる。
通りすがりの公園で子供達が遊んでいた。
皆小学校に通っている年代くらいだろうか。
ボール遊びをしたり、追いかけっこをしたり…
砂場の近くで輪になって地面を見つめているグループもいた。
私は嬉しくなった。アリの行列を見ているのだろう…
よく砂場の近くでアリの通る道をつくったり、水路を開設したりしたものだ。
心嬉しくなり私は駆け寄り、子供達の輪を上からのぞいてみた。
そこにはDSでネットワーク対戦を楽しむ子供達がいた。
私の嬉しさは情報社会の闇へと消えていった。




