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プロローグ



約束とは、儚いものだ。






「ずっと一緒にいるよ!」

幼い頃に君と交わした約束。


私は、小さかったとはいえ、その約束を信じていた。

信じきっていた。


約束は、破られるはずがない、と。


「ゆびきりげんまん、うそついたらハリせんぼんのーます!ゆびきったぁ!!」


無意味な指きり。

形だけの約束。

中身なんて、なかった。


そんな『指切りをする』という行為だけで、この先もずっと一緒に居れるのだと勘違いしていた。




所詮、誰も『ずっと』は一緒に居てくれない。

それどころか、ある日突然、そこには元々誰も居なかったかのように、消えていく。


そんな空虚なものを運ぶものが『約束』だというのなら、

私はきっと誰かと約束を交わす、という行為を一生しないだろう。




もう一度、言おう。




約束は、儚い。

『ずっと』はない。



なぜなら、どちらかが先に必ず死んでしまうからだ。

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