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夏の雪  作者: sakura
~宿泊研修~
8/28

08.宿泊研修~君の想いはどこに?~

-数日後-


「明日から宿泊研修です。2泊3日だぞ~。しおりを読み込んでおく事!あとは………」


そう、明日から宿泊研修なんです!

楽しみで仕方ない。

活動グループは、基本的に

席順で決まっているから、いつもの6人。

夜は、私と莉沙、心、菜美ちゃん、ちぃちゃんの5人で泊る。

研修のくせに、泊るのがホテルで、

そのホテルにはプライベートビーチもある。

自由行動の時に入っても良い事になっている。


さて、学校から帰ったら最終確認しなきゃ!!

今日は、授業が5限まで。なので、いつもより早く帰れる。

直輝たちも今日は部活がないらしい。あ、久しぶりに6人で帰れるかな~?

ついでに、今は、数学のバリバリ授業中です(笑)

でも、全く集中していませんw


‴お前、準備、終わったの?‴


〝終わってるよー!!すごいでしょ?″


‴別にすごかねぇけど…。珍しいな?明日、雨じゃね?!‴


〝し、失礼なっ!!″


只今、直輝と秘密の会話中ww

ま、秘密ってほどの秘密じゃないけどねw


‴だって、珍しいだろ?‴


〝そうだけど…″


「はい、じゃぁ、この問題、白汐さん。答えて!」


『X=23』


「……正解」


‴お前、怖ぇな‴


〝何が?″


‴聞いてないようで、ちゃんと聞いてんじゃん…‴


〝…?聞いてないけど″


‴はぁ?‴


〝黒板の問題を解いただけ″


‴パッと見で、分かるの?‴


〝もちろん″


‴やっぱ、色んな意味で怖ぇ~‴


〝なんなのよー!″


‴明日、楽しみだな‴


いきなり話を変えてきやがったなっ!

直輝、人の話は聞けぇぇぇぇ!!


〝そうだね″


そんな事も言えず、普通に返してしまった。

ツッコむべき所なのに!!


‴動揺しすぎ(笑)どうせ、話を変えるなっ!とか思ってんだろ?‴


〝う、うるさい!″


‴はは!図星かよww‴


〝~~~~~っ!!!!″


今や、メール感覚になってきた。

直輝はいつもどうでもいいような事を

言ってきたり、聞いてきたりする。

だから、なんだよ!という事もチラホラ。

だけど、そんな時間が私の中で一番楽しい時だったりw


‴遅刻すんなよ?‴


〝分かってるよ!″


‴寝坊すんなよ?‴


〝当たり前じゃん!″


‴じゃ、大丈夫だな。早く寝ろよ?‴


〝はーい″


‴ところで、お前さ、好きな‴


とまで書いて、直輝がペンで消してしまった。


〝直輝?″


‴あ、いや。悪い、今の忘れてくれ‴


〝うん、大丈夫?″


‴ああ‴


そこで、授業が終わった。



『莉沙~、心~。帰ろーー』


心:「いいよー」


莉:「ちょっと、待ってーー!!」


直:「隼、奏多。帰るぞ」


隼:「はいはーい」


奏:「行きましょう」


『あ!じゃ、直輝たちも一緒に帰らない?』


隼:「たまには、そうする…」


直:「悪ぃ。俺ら、寄るとこあるからさ」


隼・奏:「「はぁ?」」


直:「じゃ、また明日な。寝坊すんなよ?」


『あ、うん』


直:「行くぞ」


奏:「分かりましたよ。隼?行きますよ?」


隼:「あ、あぁ」


直輝、どうしたんだろう?

私、何かしたのかな?

いや、でも、別に何もなかったよね?

なんで?どうしたの?


莉:「ねぇ?ゆき、七河となんかあったの?」


『別に何もないけど。知らない間に、何かしたのかな?言っちゃったのかな?』


心:「落ち着いて。ゆきに自覚がないんだったら、大丈夫だよ」


莉:「じゃ、七河に何かあったって事?」


「「「ん~」」」


はてなマークいっぱいで、私たちは家に帰った。


莉:「ま、明日になれば大丈夫でしょ!」


心;「そうそう。七河くんはこういう事の引きずらないはずだよ?」


莉:「もし、七河が変でも楽しく過ごそ?折角の研修なんだからさ!」


心:「ゆき。元気出して?大丈夫だよ。ね?」


『うん。そうだね。ありがとう、二人とも!』


莉:「じゃね!」


心:「また明日!!」


『うん!!』



二人は、私の家までついて来てくれた。心配かけたな。

私は、準備を済ませて、早めに寝る事にした。

直輝…。何かあったの?夢の中でも直輝の事を気にしている私がいた。


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