04.席替え~キミの隣へ~
高校生活 5月になったある日。
1‐3は賑わっていた。
「はーい、じゃあ席替えしまーす!順番にくじ引いてって。で、黒板に名前、書いてーー」
クラス委員長になった直輝の声で皆が、一斉に動き出す。
莉:「ゆき、くじ引いた?」
『まだ。莉沙は?』
莉:「んーと、4番だから… あ、窓側の後ろから二番目ー!!」
『そっか~ いいなぁ。窓側…。』
莉:「イイでしょー」
ドヤ顔の莉沙は、放っておく。すると、
心:「莉沙、4番だっけ?」
莉:「うん…何?どうしたの?」
心:「私、9番だよ!」
莉:「………隣じゃーーーん!!」
莉沙と心は、隣の席らしい。
いいなーって、私も引かなきゃ!
ドキドキ
私は何番だろう?
『……………。(←放心)』
莉:「あ、あれ?ゆき?」
『あ、ごめん』
心:「大丈夫?」
『うん、ヘーキだよ?』
莉:「で、何番?」
『………5番』
莉:「へぇ~ って、え?!」
心:「え?すごい、すごい!莉沙もゆきも近いなんて!!!」
莉:「マジ、ラッキーじゃん!!!」
で、こんな感じに決まった、席順。
隼 奏多
莉沙 心
私 直輝
……揃っちゃいました(笑)
莉:「あんたと席が近いなんて、マジ最悪ー」
隼:「おい、莉沙。うるせーつってんだろ?」
莉:「うるさいのあんただから」
隼:「はぁぁぁぁ?!」
心:「莉沙も隼くんも落ち着いて!!」
…色々と忙しくなりそうです
まぁ、心と奏多くんがいれば、きっとどうにかなる!!はず…