表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/16

5

 PWOを始めて1週間がたった。毎日ログインしていたが、フィールドに出ることもなく毎日町で露天を開いて人々にできる限りの料理を振舞っていた。フィールドに出ないのでレベルは下のほうだろうがつい昨日、料理スキルが特定の条件を満たしたのか進化して〈調理〉になった。調理スキルは、料理よりも付属効果が若干あがり、大量の料理が振舞えるようになった。スキルポイント(SP)も全くふっていないためレベル13もあるので39もたまっていて新規のスキル欄2つあいていた。


 そして、料理スキル持ちが増え遅くながらゲーム攻略を始めようと思ってログインした矢先にいきなり目の前にウィンドと魔物の卵が出てきた。


【魔物の卵が孵化できますしますか?生まれてくる魔物はランダムです YES/NO 残り時間30秒】


「まじか。しますします、絶対します」


 YESを押すと卵が光だんだんと形を作っていく。光が落ち着くとそこには頭に一本に角を生やした少年(見た目小学校低学年)が立っていた。


「えこれから何をしろと?」


「ここで飛び出てジャジャジャーン。困ったときのヘルプくん参上!!」


 キャラ作成の時の出てきた天使?の色違いがポンッ飛び出てきた。


「まあ、ヘルプが付いたことには感謝しよう」


「はいはい。初めての魔物誕生おめでとうございます。まずはその子の名前を決めてください。一度決めると変更はできませんのであしまらず」


「名前か。何かいいのはないかな?・・・マナに決めようそうしよう」


「マナですね。・・・はい完了しました。後は軽い説明ですね。この子の種族は子鬼です。魔物にもレベルがあって一定のレベルに上がるごとに進化します。あなたの育て方によって進化の方向が変わってきたり体格や顔つきが変わることがあります。もちろんレアな進化派生もありますよ。装備などはプレイヤーの方と同じ場所で変更できます。それから二体目からの魔物につきましてはプレイヤーのレベルが20上がるごとにランダムで出てきます。これは、レベル21であれば進化1回後レベル41であれば進化2回後と取得できる魔物も強くなて行きます。もちろん、ランダムと言っていますが最初の魔物の成長が鍵となっております。他に質問はありませんか?」


「そうだな。βテスターが卵を孵せなかったみたいだが、条件てどうなっているんだ?」


「条件はログイン中100時間連続でフィールドに出ないことです」


「それは、条件きついだろ」


「そんなことはありません。これから生まれた魔物は進化し強くなってゆくのですから、それなりの条件でありませんと」


「それもそうか、あと最初の魔物の育て方が鍵ってなんだ」


「それは、ヒミツ(・・・)でございます」


「そうか。わかった説明サンキュウーな」


「また、何かありましたらヘルプくんと呼びますと参上いたします。それではさらば」


 そう言うとポンッ来たときのように音をたてて消えていった。


「まずは、このことを誰かに相談しよう。フレンドにいるのは3人・・・みんなにメッセージ送信」


 1分後3人から返事が届いた。みんなこっちに来るようだ。一人でよかったんだがみんな驚いたようで断れる雰囲気じゃなかった。3人が来るまで椅子にでも腰掛けてマナを膝に抱いて待っておくことにした。

13.01.25 魔物をもらえるレベルの変更

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ