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かんがゑるばか

(すべては無である。私はここに文字を羅列しているが、これは「言葉」「文字」という実体のない作用であって、「有」ではない。君が見たり、聴いたり、触ったり、嗅いだりしたものを、君は実体として感じているだろうか。感じるということは本来、無であるはずで、だからこそ今ここに書いている「言葉」「文字」なるものも本来なら「無」と呼ぶべきなのだ。有などありはしない。これがわかるだろうか。だが、考えるな。この、ありはしない文章の意味を考えた瞬間、君はばかになるのだ。)



 終

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