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略奪未遂

まあ、そんな感じで問題がある。

後、普通に撮り終わったフィルムを持ち運ぶのがこれから先地獄だと思う。


そう思いながら比較的明るい通りを歩いていると、なんかでかい大人が複数人こっちを見ていた。

あっカメラしまうの忘れてた。

あわててカメラをしまうとそこから走る。力の限り走る。

しかし、栄養失調の幼児が複数人の大人に勝てるわけもなく、差は5メートルを切った。


どうするか。そうだ!あれなら。


そう思うと俺は全力疾走を開始した。

全力疾走は5秒しか持たないと言われているので、差を少し開いたくらいだったが俺にはそれだけでもありがたかった。

物陰に隠れたふりをすると案の定、大人たちはにやにやしながらこちらに歩いてきた。

そして俺はすかさずカメラを構えて

「はい、チーズ」

という死語と同時にシャッターを切った。


足音が聞こえないため、その隙に俺は退散した。

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