美少女とおやすみ
お昼ご飯の後片付けも一通り終わり2人で部屋でゆっくりしていた。
ソファで本を読んでいたとき「あの、何してるんですか?」
読書をしていたが話しかけられたので顔を上げた。「なにって…わっ」目の前に結上の顔があった。「顔、近い」そんなに近づかれたら少しだけドキドキしてしまう。
「あっごめんなさい嫌でしたよね…」少し悲しそうな顔をしてる。
「嫌じゃないが少しびっくりしただけだ。」
「そうですか…嫌じゃなくて良かったです。」少しホッとしたようだ。
「で、何の話をしたかったんだ?」話しかけてきたということは何か話したいことがあったということだ。
「特に理由はありませんが…」結上が小さくなにかを呟いた「どうした?」
「いえ!今日は寝るときどうするのかと思いまして。」結上は少し声を張り上げて言った。
寝るとき…?それがどうかしたのだろうか
「ん?どういうことだ」
「えっと、昨日は私がベッドで寝るために和泉さんがソファで寝てくれたじゃないですか、今日はどうするのかなって思いまして…」
寝るときってなんだそういうことか
「今日も俺がここで寝るから結上はベッドを使っていいぞ」
(確かにベッドが足りないな明日にでも買いに行くか)そう思っていた時
「そ、そんな申し訳ないですよここは和泉さんのお家なので和泉さんがベッドで寝てください」
「俺は全くもって問題ないから遠慮する必要はないぞ、それに明日必要なもの買いに行くか?」
「買いに行くだなんて以ての外ですよ!これ以上迷惑なんかけられません」迷惑だなんて思ってないのだが…
「和泉さんがそうは言ってもですね、和泉さんがソファで寝ることは私が許しませんので…えっとあの…一緒に寝ましょう?」
なぜに疑問形だがなるほどその手があったか、ん?今なんて…
「一緒に寝る!?」
そんなことできるわけないないない死んでしまうこんなに可愛い人と一緒に寝たら変に意識してしまうかもしれない!
「ごめんなさい嫌でしたよね忘れて下さい…」
「い、いや別に嫌じゃないがそっちこそなんでまた」
「理由は特にありませんよ」結上は下を向きながら少し早口に答えた 心做しか頬が紅潮していた。
「そうか、じゃあ俺は読書に戻るよ」意識しないように俺は本を読むことにした。
「分かりましたじゃあ私は勉強でもしてます。」
「おう」
そうしてる間に夜悟飯の時間になったが今日もやはり美味しかった…
お風呂は順番に入ったが入る時にどちらが先かまた少し揉めた、と言ってもどちらが先に入るかで我先にではなくひたすらに譲りあっていたのである。
最終的に俺が勝ち結上に入ってもらったが、結局結上の提案で、明日は俺が先に明後日は結上が…と順番に入れ替わる様になった。
洗濯やらなんやら色々とやることをやっていたら気づけば夜も更けていた。
「そろそろ俺は寝るが本当に一緒に寝ていいのか?」俺はまだ勉強をしている結上に聞いた。
「はい、私はまだ少しお勉強をしてから寝るので先に寝ていて下さい」にこやかに笑いながら結上は言った。
「そうか、じゃあ先に失礼するよ」
「和泉さんおやすみなさい」
「結上も早く寝ろよおやすみ」
キリがいいのでこの話は終わりましたが夏樹くんの睡眠中の葛藤を短いですが次のお話の間に小話程度で書きたいと思います・ω・