美少女と胡桃色
読んでいただきありがとうございます!
土日忙しくて基本更新できません…
物語刻みまくってすみません…
2人はそれから悠と康太が遊びに来るまでずっとソファに座っていた。
真白の話が終わりただただ時間が過ぎていくだけだった。
夏樹は時々気まずくなり真白に話しかけてみるが会話は続かない。
それもそのはず聞くことは答えの決まっていること。
好きな食べ物や誕生日、挙げ句の果てには昨日の夜ご飯を聞いてしまった。
会話がつっかえる度に真白が怪訝な目をして俺を見てきた。
「夏樹くんさっきから変ですよ」
もしかしてさっきの話を意識しているのは俺だけなのか?
もしかしたらそれなりに知られた話なのかもしれない。
「この話って意外と知られてるのか?」
思わず訊いてしまった。
真白は驚いた様に目を見開き
「そんなわけないじゃないですか、こんな事人に話しませんよ」
と言った。
まあ当たり前のことだ。
「そんな話を俺にしても良かったのか?」
自分から進んで話したい内容ではないだろうに何故夏樹には話してくれたのだろうか。
真白は困ったような顔をしていた。
「理由…深く考えてなかったですね。何故か話したくなったんです誰かに知っててもらいたかった。」
真白は宙を見つめていた。
「別に私は自分自身が気にしてないと思っているんですけど、いざ話してみたらそうではないのかもしれません」
こちらを向いた真白と目が合った。
「本当は全部話すつもりはなかったんですけど、話していくうちに止まらなくなって、誰かにこの痛みを知って欲しい共有したい、そう思ったんです。」
真白がじっとこっちを見ている。
その双眸には熱いものが溢れていた。
「俺なんかでいいのか?」
無粋な事を聞いてしまった。
「夏樹くんなんかじゃなくて夏樹くんが良いんです。」
そう言いながら真白は俺の胸に涙で濡れた顔を当てた。
夏樹は優しく真白の綺麗な胡桃色の髪の毛を撫でていた。
夏樹はそんな空間を何故か暖かく心地よく感じた。




