美少女と夏休み
「遂に始まったぞ!夏休みがー!」
クラス中で歓喜の声が上がっている。
「みんな騒々しいな」
「何言ってるんだよ夏樹!夏休みだぞ!」
「そうだよ夏樹君、何でそんなに冷静でいられるのかがわからないよ」
康太も悠も浮かれている。
「そんなこと言われたってな…」
夏樹的には学校があったほうが生活習慣も乱れずに済むしやる事もあるので落ち着くというものだ。
「まあ夏樹が反応薄いのはわかってたしね〜」
「夏樹君は薄情だもんね」
ええ酷い
「夏樹くんはあまり感情を表に出しませんよね」
気づいたら後ろに真白が居た。
「真白までそう言うのかよ」
「でも私は夏樹くんは感情を表に出さないだけで薄情なんかじゃないこと知ってますよ」
にこにこと優しい笑顔で真白が言ってくれた。
「ねえ悠、俺等だしにされてない?」
「2人の惚気のだしにされたね」
やれやれという感じで2人が話していたが何のことだかわからない。
「そういえば皆で遊園地行くのは来週でいいんだよな?」
「そうだよー!」
「じゃあそれまで皆とはさよならだね」
悠が冗談まじりに言った。
「悠そんな悲しいこと言わないでよー!」
「別にすぐ会えるんだからいいだろ…」
そんな会話を3人でしていたら隣でクスクスと真白が笑っていた。
「皆さん本当に仲が良いんですね羨ましいです。」
康太が何故か誇らしげにしていたがそれは放っておこう。
「今日早く帰ること出来たしみんなでご飯に行かない?」
「僕はいいよ、家に帰ってもやることないしね」
「夏樹くんはどうするんですか?行くならお昼ご飯は私一人分だけ用意するので」
「うーん…」
夏樹が渋そうな顔をしていると悠が
「ほら康太、夏樹は結上さんの手料理が食べたいみたいだから2人で行くぞ」
「え〜そうなの夏樹?」
「えっまぁ悩んではいた。」
そんな事を言ったら
「そんな、俺たちと一緒にご飯を食べることと天秤に掛けるレベルで美味しいの!?」
と康太が興味ありげに聞いてきたので
「あぁ当たり前だ、勿論康太や悠と一緒にご飯を食べるのは楽しいが真白のご飯を食べる事はそれ以上の幸せでもあるんだ。」
夏樹は元々食生活が最悪でいつ死んでもおかしくないレベルだったが真白がそれを直してくれたのだ。
「いいなぁー!俺も結上さんのご飯食べてみたい!」
「えっ」
まさかの言葉だった。
「私は別に構いませんよ、でも食材が足りないと思うので後日にはなってしまいますね」
「真白がそう言うのならいいか。」
しかし、心の奥底には納得していない自分がいるような気がしたが、それが何故かは分からない。
「やったー!楽しみだな〜!」
そういえばという感じで康太が
「だったら今日はみんなでご飯を食べに行こうよ!」
だそうだ、折角だし行くことにした。
「真白も一緒に行こうよ2人もいいよな?」
「いいよいいよ!みんなで行こう!」
悠もうんうんと頷いている。
「ほんとですか!うれしいです!」
そう言ってみんなでご飯を食べに行った。
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