美少女とテスト勉強
真白が俺と一緒に暮らしていることを康太と悠に言ってから約一週間、康太を中心としたテスト勉強が行われていた。
学校終わり、いつもの三人と真白で康太の家へと向かっていた。
道中物凄い量の視線を感じたが気にしない事にした。
「今日は康太君の家で勉強会だね」
「来たの久しぶりだな」
「お二人は来たことあるんですか?」
「あぁ、入学してすぐの頃に」
「ほら3人とももう着いたよ!」
目の前には昔ながらの大きな家が建っていた。
「大きなお家ですね」
「みんな同じ事言うよねー」
「俺と悠も同じような反応したもんな」
「康太君の家はさ、昔ながらの地主なんだよね。」
「そうなんですね!」
「そうだよ〜!だから小金谷っていう渋い苗字なんだよー」
確かにあまり聞かない苗字ではある。
「立ち話も何だから入っちゃって!」
そう言うと康太はインターホンを鳴らした。
「お母さんただいまー!」
『はーい今出るよ〜』
暫くしたら康太のお母さんが扉から出てきた。
「みんないらっしゃ〜い!」
「お邪魔します」
「康太君のお母さんこんにちは」
「こんにちは〜」
「あら?そこにいらっしゃる可愛らしい女の子は?」
「あっ私結上真白と言います。今日は康太さん達と一緒に勉強会をするのでお邪魔させてもらいます。」
真白は丁寧に挨拶をしていた。
「残念、康太の彼女じゃないのね〜」
真白は少し困ったように笑っていた。
「お母さんさぁ、こんな可愛い子が俺の彼女なわけ無いだろ?」
「まあそれもそうね、さぁ皆入って入って!」
気づけば玄関でずっと立ち話をしていた。
皆で康太の部屋に行き勉強をしていると少し年下の女の子が部屋に飲み物を持って入ってきた。
「お兄ちゃんお客さんがいるならちゃんと言ってよ〜」
康太のことをお兄ちゃんと呼んでいるのでどうやら妹さんらしい。
「別に雪奈に言う必要はないでしょお母さんにちゃんと言ってたんだし」
「雪奈もちゃんと挨拶したかったの!」
「ごめんな雪奈」
「はぁしっかりしてよね」
「えぇ〜俺が悪いの!?」
俺達はそんなやり取りを眺めいた。
「兄妹仲が良いんですね。」
真白がそんな事を言ったら雪奈が真白の存在に気づいたらしく
「お姉ちゃん誰!かわいい!」
「こら雪奈あまり結上さんに迷惑かけるな」
「迷惑だなんてそんな!迷惑じゃないですよ」
雪奈ちゃんがほらねみたいな顔で康太を見ていた。
「お姉ちゃん今度お買い物行こ!」
真白は少し驚いた顔をしながら
「いいですよ、行きましょうね。」
と言っていた。
「ごめんなうちの妹が…」
康太は悄気くれていた。
「ほら!雪奈は戻って」
「え〜仕方ないなぁ」
そう言って雪奈ちゃんは部屋から出ていった。
「さぁ勉強を始めようぜ!」
「今回は康太に教えるのがメインだから康太がわからない所をやるんだが何の教科がとかあるか?」
康太はう〜んと暫く悩んだあと
「わからない!」
え?
「わからないところがわからない!」
「そんなことある得る!?」
「俺もさ、そんなことって漫画だけかと思ってたんだけど本当にあるんだな、自分の番になってようやくわかったわ!」
「康太君らしいね」
悠が呆れていた。
「無知の知ともいうしわからないことを自覚してるのは良いと思うぞ。」
ここはポジティブに行こう。
「でしたらまずは、どこまでできるのか知るために基本の所をやりましょう。」
流石真白
「おっけー!じゃあワークからやっちゃうね!」
そんな事を言いながら放課後3時間に及ぶ勉強会は終わった。
「いやー楽しかったよ!また明日もよろしくね!」
康太が俺等を見送っている。
「辺りも暗くなっているから気をつけて帰ってね」
「真白お姉ちゃんまた来てね!」
康太のお母さんと雪奈ちゃんも一緒だ。
「そうだ、明日は夏樹の家でやるんだよな?」
あぁそうだ忘れてた。明日は俺の…俺と真白の家で勉強会をする予定だ。
「楽しみにしてるよ」
うちから康太の家は少し遠いから早めに切り上げないと
「えー!明日は真白お姉ちゃんに会えないの!?」
「そんな連日合わなくても良いだろ〜」
そんな兄妹を尻目に俺らはそれぞれ帰路についた。
「じゃあまた明日!」




