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-1の紫の芍薬

新しく七草と佐藤という名前が出くるんですけどその狩乃の一番近くにいる友だち達です。

七草は元気で明るい性格で、佐藤は冷静でツッコミ人です。

〜教室〜

狩乃は教室に戻ってきていた。

(やっと戻ってこれた〜、地味に長いんだよあの廊下)

そんな事を思っていると狩乃の友達がやってきた。

「狩乃〜大丈夫だった?、も〜狩乃がいなくて授業全く集中できなかった〜」

一人の友だちが寄ってくると何人かが寄ってきた。

「いや集中しろよ」

「私と狩乃は一心同体なの!そうだよね〜?狩乃〜」

(はぁ〜うぜぇな、頭痛いって言って保健室行った奴に一気に色々聞いてくるなよ)

「そうだよ!私達は一心同体同体なんだ〜」

(そんな事思っているわけないだろ)

「はいはい、馬鹿なこと言わないの」

(うるせぇな、何が馬鹿な事だよこっちは全く思っていないんだって)

友達と会話をしてると他の友達も会話に入ってきた。

「大丈夫ー?」

「狩乃ちゃん治った?」

「狩乃〜心配したよ〜、もう大丈夫?」

(まじでこいつら黙らないかな、本当にうるさいんだけど、殴れば止まったりするのかな?)

危ないことを考えているときに先生がその状況に見かぬて声をかけに来た。

「おい、お前ら、次体育何だけど、早く着替えなよ」

その声を聞いて皆が机に体育着を取りに行った。

(案外いい先生やん)

僕はそう思い落ち着いて自分の机にかかっている、体育着をとり着替えに行く。

皆は教室の扉の前で待っていた。

「狩乃〜早く〜」

「ごめんごめん!、今行くよ!」

(うち別にお前らと行くとは一言も言ってない、てかもしろお前らと行くんだったら一人で行くほうがマシなんですが)




〜更衣室(男子)〜

「賢斗ってサッカーも得意なんでしょ!すごいよな〜本当に」

服を着替えながらそんな話をしている。

「それな!賢斗ってまじで天才だよな」

(俺そんな事一言も言ってないのに、、、なんでこんな事になってるんだろう)

「まぁな、サッカーなんて今までの経験を組み合わせればある程度はできるだろ」

キャラを崩さないために見えを張ってしまう。

「やっぱ、流石だわ」

「それな!」

「お前それな!しか言わないな」

「そんな事ないですよ、、、?」

(いやそれはそんな事あるだろ、っていうかどうしよう、今日体育やることは知ってたけど何するかはわからなかったからサッカーは3時間ぐらいしか練習してない、、、)

俺は本気で悩んでいた。







〜グラウンド〜

着替え終わって授業が始まるまで少し時間が余っていたので友達と話していた。

「まさか1組と合同なんてね」

「もしかしてあのイケメンがいるクラスでは!」

「狩乃探すぞ!」

「お〜!」

(面倒だな、別にその人に興味はないんだけどな)

狩乃は、それっぽい人を見つけた。

(見つけたって言ったらこいつ等は喜ぶと思うけどあの人が可愛そうだな、よし、ここは黙ってて上げよう)

狩乃はそう思いなにもせずにさがしてる振りをしようと思った。

「狩乃〜見つけた〜?」

「ん〜、見つけてない〜」

(完璧な演技でしょ)

その時やっとチャイムが鳴った。

(やっとかよ)

「狩乃と七草並ぶよ」

「はーい」

「狩乃行くよー」

(言われなくても行くわ!お前らのとこに行くとは限らないけど)

そんな事を考えていると授業が始まった。

最初はリフティングやボールパス、シュート練習など一人でできるものからグループとなり交代で行うものなど様々だ。

後授業が20分あるかぐらいのときに先生が6人組の班を作ってくれと言った。

(サッカーって絶対6人じゃない)

うちの班はうちの班のいつも一緒にいる奴らと今のところクラスでは一軍の男子だ、他の友達たちは他のところに行っている。

(そういえば、七草って男子から人気だったな、全部バラせば人気なんて地に落ちると思うけど)

先生は大体のところが班になっているのを見て次の指示を出した。

「今からは違うクラス同士の班で対決してもらう」

先生がうち等の班を見た。

「七草がいる班は天野の班と対決してもらう、後はそこの、、、」

七草が目をキラキラさせてこっちを向いてきた。

(きもいな)

「ねぇねぇねぇねぇ、やったね!イケメンだよイケメンと戦うんだよ!やったねー!」

「別にあんまりじゃない?」

七草と佐藤が話してる。

(そのまま、そのままでずっと話していてくれ)

「狩乃もやったね!」

(うわっこっち来た)

「そっそうだね!」

「ほら七草、狩乃、気使ってんじゃんw」

そんな事を佐藤が言うと真顔で言った。

「そんなことないよね?」

(誰も気づいてない、近くの男子も、先生も、そりゃそうか、うち等の事を仲の良いただの友達だと思ってるんだもん)

狩乃はストレスが溜まっているせいで否定してやろうと思っていたがトラウマ?なのかどうなのかわからないが、七草の狩乃と佐藤しか気付かない圧が言葉の中に混じっていて深く恐怖を感じた。

狩乃は言ってやると思っていた事をすっかり忘れて、忘れさせられて否定をできなくなっていた。

「うん!もちろん!」

狩乃は恐怖もあったが今できる最高の演技で同意をした。

「だよね〜」

(なんでこうなっちゃうんだろうな、あの件はこいつ等だけのせいだとずっと思っていたけど、今になってうちが弱かったのかが悪かったのかなと思ったり思わなかったり)

そんな事を考えていると対戦チーム側から視線を感じた。

よく見ると代表挨拶の人が見ていることがわかった。

(見てんじゃねぇよ)

すべてのチームの整理が終わったのか先生が試合開始の合図をする。

「じゃあゲームでスタート!」

読んでいただきありがとうございました。

誤字脱字があったら教えてください!

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