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ThorPhantomOnline~防御力には自信があるネクロマンサーです~  作者: 存在感皆無な人
〜ThorPhantomOnline〜
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リスポーン後

フラシールと遭遇し、秒殺され街に戻って来た二人はリスポーン地点である広場に立っていた。


「ありゃまだ無理だな」

「だな、俺が火力に全部振っているとはいえあれに対して有能打を与えられる気がしない」


ルアンのその一言にアキも苦笑いを浮かべるしか無かった。


「しゃーない、ある程度レベル上がったし今日はこれで解散するか」

「おう、俺はもう少しレベル上げしてるわ」


こうして俺達は解散し、その後広場のベンチに腰を下ろしステータスの確認をすることにした。




アキ Lv17

種族 ヒューマン

メインジョブ


ガーディアンLv15

『タウント』『アサルトインターセプト』

『フォートウォール』


Str: 4(-5)

 Vit: 16(+5)

 Dex: 1

 Int: 1

 Mnd: 3

 Agi: 3(-2)

 Luk: 3(-8)

 SP: 21


サブジョブ


ネクロマンサーLv15

『サモンスケルトン』『サモンマルチスケルトン』

『死霊読心術』『サモンジェネラルスケルトン』

『従魔召喚』

・ほね太郎Lv13

・くま五郎Lv12

・セキトバLv6


パッシブスキル


騎乗スキルLv4

死霊の主Lv5


装備


右腕:死霊守護者の大盾

左腕:Nodata


頭:死霊守護者の兜

胴:ウッサーT

腕:死霊守護者の篭手

腰:死霊守護者の腰鎧

靴:死霊守護者の鎧靴


アクセ


指輪:死霊王の灯火


首飾:Nodata




ふむ、レベルはあのジャックポットでかなり上げることが出来た。

そしてネクロマンサーのジョブレベルが上がったことによって会得した『サモンジェネラルスケルトン』ってのが気になるな。


そのスキルが気になった俺はほね太郎との訓練や、新しいスキルでよく遊ぶ草原まで足を運んだ。


「よし、やってみるか……『サモンジェネラルスケルトン』!!」


そのスキルを口にすると、いつも通り視認した場所にゲートが開く。

しかし、いつものサモンとは違う所が一つだけあった。


いつもよりゲートが一回り大き目だな?それに身体から力が抜けていくような感覚がする。

力が抜けていくような感覚に関しては、RPGでよくあるMPに値するものを一気に消費したから起こったと思われるのだが……

このいつも以上に大きいゲートはなんなんだ?


この感覚については軽く推測を立てる事ができるのだが、どうしてもゲートの大きさだけがどう考えても上手くハマらない。

と、アキが思っていたその時、ゲートより現れたものにより答え合わせが行われた。


『『我が主よ、何なりと命令を!!』』


そのゲートから現れたのは一体の見るからに強そうなスケルトンと、それに付き従う10数体のスケルトンだった。


あー、ジェネラルだからね、味方いないとジェネラルじゃないもんね。

冬将軍?そんなやつ知らん。


「よし、取り敢えず戦闘訓練でもしてみるか」

『『はっ!仰せのままに!!』』

「そんじゃほね太郎、共闘と行こう」

『恐悦至極!!』



━━と、意気込んだのは良いが…………。



うん、弱いね。

ほね太郎と俺が強いだけかもしれないけど、それにしても弱い。

まず一体一体向かって来るという集団の意味をなさない行為、そして次に地力の弱さ。

召喚したてだからステータスはほね太郎に圧倒的に劣っており、途中から俺が抜けたにも関わらず一発も攻撃が当たらなかった。


「これは指輪の出番か、スケルトンジェネラル。お前の名前は『コメンドー』だ、そしてお前ら全員を『筋肉モリモリマッチョMenの変隊』だ」


なんて名前にしてるんだ、って?あぁ、俺もそう思う。


『ネームド~以下略~完了』


指輪さんも面倒になったのね。


「さて、これから貴様達には集団戦闘のいろはを叩き込んでやる!!いいな?変隊共!!」

『『はっ!!』』

「違う!!返事はサーイエスサーだ!!」

『『サーイエスサー!!』』


と言っても教えられる程俺も詳しくないんだけどね。

今度ネットで調べて叩き込むか、こいつら脳みそないのに結構頭いいし。




~~~




コメンドー達に最低限の戦い方を叩き込むと、まだ未踏の地がある事を思い出しそこへ行ってみる事になった。

そして今セキトバに乗ってその未踏の地へと進んでいるのだが━━




━━「遠い!暇!アホとちゃいますか?!」


余りの道程の長さに若干キレていた。


くそ、ネットで調べた情報なんてやっぱあてにならなかったか!!


ネットで仕入れた情報によると、草原から雪山に行く道を逸れるとすぐに着くと書いてあったのだ。

しかし、俺は今襲ってくる敵をセキトバの魔法で蹴散らしながら数十分はこの道を走っていた。

そしてもう一つ俺が憤る理由があった、それは死霊守護者の鎧が凍ったままで装備出来なくなっていたのだ。


「はぁ、最悪だ……」

『主、向こうに家が見える』

「本当か?!」


俺はセキトバに指された方向を期待に溢れたキラキラとした目で見つめる。

すると確かにそこには家、ではなく館のような影が見えた。


「もう走るのは飽きたからあそこによってみよう!」

『主の仰せのままに』


そうして俺とセキトバは霧の立ちこめる中に建っている館へと足を運んだのだった。

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