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腸循環器系 マーライオン

作者: けにゃタン

私はマーライオンである。

周りの人間からは只のオブジェのようにしか見えない

だろうが、私はちゃんと自我がある。


私が喋ろうと思っても絶えず流れる水流により、喋る事を許されない存在でもあるのだ。


今日も私の周りで人間どもが私を背後にして写真撮っているのだが、人間というものは何という愚かな存在なんだろうか。


私は無表情な顔をしながら飛んでもない事をしている事を知りもせず優雅に写真を撮っているのを。


読んでいる人に教えてやろう。

私が今している事を。


私は口から水を出して、その水は足元に落ちている。


しかしだ!その水は何処にいくとおもう?




それは、私のケツだ!


ワタシのケツだぞ!



吐いたものがケツから入り、また口から吐く


その繰り返しを永遠と繰り返し行っているのだ。


その行動を背景にして写真とっている人間は愚かで下品だ。


そろそろ私も限界を感じたので私は人が居なくなった後、ついに行動を開始することにした。


私は仲間を呼んだのだ。


私の策略は、こうだ!


私の仲間を私の前につけて私が吐いたものを仲間のプールに入れる。

そうすれば、人間は綺麗な水を私のプールに入れてくれるはず。


だったのだが!


考えてる奴は同じことを考えやがる。


私の背後に私と同じマーライオンが私のプールに向かって吐きにきた。



「もう、私たちはマーライオンじゃなくムカデマーライオンじゃないのか!」


と思わず口に出してしまった。




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