第一話 旅の終わり
はじめまして!!喜納矢 主御霊です。
二年前に書いた小説を、初投稿、連載することになりました。とっても嬉しいです……!!!
哀歌の盟邦を、お楽しみください!
あっ、あと、これからもお願いします(?!)
神は目覚めた。
長く、淡い夢を見ていた。
神は呟いた。
それは正に、『破歌』だと______。
第一話 旅の終わり
暗く広がる宇宙の中、いくつもの星が小さく瞬いている。
揺れる列車内に、私以外は存在しない。いつ乗っても綺麗なシートに私ががっつり寝たせいで大きくしわがよっている。脳にぽつんと浮かぶ、『この時間は無駄だ。』という考え。
「……よし、あともう少し寝るか。」
あんなに寝たのに……まだ睡眠………をとる…………。
「んぉ?」
硬い石のベンチの上の私はゆっくり起き上がった。
「ふふん、脳は睡眠状態でも体はしっかり列車から降りている、私は流石だなぁ。」
「あぁら、これは放っておいたほうが良かったわね。」
気付くと、隣に厚い着物を纏った少女がいた。
「私が列車から引きずり下ろしてあげたのよ?」
半笑いで少女は私の前に立った。
ベンチから立ち上がると、二人の身長差が明白になった。全く同じ半笑いを浮かべて口を開く。
「へぇ、待っててくれたんだね。」
月の姫、哀耶は照れくさそうに笑って迎えの言葉を口にした。
………ふぅ、かきおえた。
担任の先生(国語の教師)に『はぁ』と『ふぅ』の違いを質問したところ、『はぁ』は『はぁ…(困)』で、『ふぅ』は『ふぅ…(終)』らしいです。
深夜のテンションほど怖いものはないです。(嘘)
…………はぁからのふぅ。