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異世界にも筆の誤り!  作者: 菜田まな太
1/3

1.筆

初投稿です。

宜しくお願いします。

「…………」


俺は気がつくとだだっ広い草原の上に立っていた。

何故そうなっているのか全く分からないので、少し思い出してみる事にする。

なぜか習字道具を持っているし、学校で習字の授業を受けていたのは覚えている……。

そこから確か教室が揺れて……。


「ふむ、ならば俺は死んだのか」


なるほど俺は地震で死んだと考えるのが妥当だろう。

するとここは天国か何かだろうか?

見た限り地獄には見えないが。


「そこのあなた! 助けてくださいっ!」


「なに? 俺か?」


ひとりの少女がこちらに走ってくる。

見渡すと周りには自分ひとりだから俺に言っているのだろう。

後ろには……何やら物騒な物を持った輩が彼女を追いかけている。


「へへへ、待てよ嬢ちゃん! いいことやろうや!」


「嫌ですっ!」


彼女はささっと俺の背後に隠れた。

全く、俺はまだ助けるだなんて言ってないぞ?


「なんだぁテメェ……? 早くその女を俺たちに渡すんだな! さもないと……」


ガラの悪い輩のひとりが剣をこちらへ見せつける。


「お願いします! あなたしか頼りがないんです!」


涙声で俺に訴える少女。


「やれやれ、こう言われたんじゃ仕方ないな」


「ありがとうございます!」


面倒だったがここで引き下がるわけにはいかなかった。

しかし俺の武器は……。


「む」


手に持っている習字道具が目に入った。


「仕方あるまい」


俺はため息をついてそれを開き、(すずり)に水を入れ、墨を()る。

よし、いいぞ。

なかなか今日は調子が良い。


「何をなさっているのです……!?」


少女が不思議そうにこちらを覗き込む。


「まあ見てなって」


「テメェ! 何してやがんだ!」


男が襲いかかってくる。

そして俺は筆を取り出したっぷりと墨液(ぼくえき)に漬ける


「そらよッ!」


俺はひらりと剣をかわし、輩の顔面を黒く塗りたくる。


「ぐわあああああああ!!」


声を上げてもがく大男。

どすん!と大きな音を立てて倒れた。


「"弘法にも筆の誤り"ってね!」


僕は字が汚いです。

感想お待ちしております。

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