プロローグ
さあ!!始まりました。今日も、耐久人力車レース。
先頭は、この方!!赤い馬と呼ばれる男!!
レッドホーーーン!!
「俺の赤い鼻血で、一位をとるぜ」
「誰が、喋っていいといった」
バシ
「はぁーん」
続いては、この方、青い後ろと呼ばれた男!!
ブルーーーバック!!
「俺の尻は、いつも青いぜ」
「だまらっしゃい!!」
バシ!!!
「ぶひぃぃぃ」
次はこの方、いつも、嬉しそうに笑っている男!!
スマイルウォーターーー!!
「ありがとうございます、ありがとうございます」
「あらあら、よだれを垂れ流してお下品ですよ」
バシ!!バシ!
「ありがとーーーございます!!!」
そして、われらのアイドル、おとこの娘!!
マイ、エンジェーーール!!
「恥ずかしいよ~//」
「「「あなたのためならどこまでも」」」
ラストはこの方、....
妹のために、優勝のために足を動かし続ける男...
シスコーーーン!!
「お兄ちゃん、キモイ」
ビシ!
「ありがとう、マイシスターーー!!」
さあ、レースの開始です。.......
いつも、どうり俺はこのレースを見ていた。
みんなも見るだろ?そして、俺はいつかこのレースに出よと思っていた。
しかし、それは、叶わなかった。
子供がレース場に飛び出し、俺が子供を助けようとしたため、
ひかれてしまった。残念ながら、夢は叶える事ができなかったのだ。
ああ、意識が....これで、俺の人生の幕引きかな?....
荒れた大地、泣き叫ぶ人々、燃え盛る家々まさに地獄絵図...
....て、ここどこだーーー!!
ここから、始まる冒険物語、彼は、勇者として世界を救うのか?
いいえ、姫様のM騎士として過ごす物語である。