包茎奴隷制度
ある年を境に女児の出生率が大幅に減少し、現在では世界的な男女比が崩壊してしまっていた。
男女バランスの崩壊は様々な悪影響をうみ、特に性犯罪が格段に増加し男女ともに「生きづらい」環境になりかわってしまっていた。
しかし現在では「世界隷属管理機構(WSO)」が制定され、悪影響は改善されている。
WSOが行っていることは、男性の奴隷制度の管理である。研究により女児の出生率が大幅現象の原因が、太陽光の性質の変化による精子への影響だと判明し、その影響は男性器の状態、つまり包茎としてあらわることが公表された。そして、それは15歳の時点で包茎であるかどうかで判別可能となる。WSOは15歳の時点での男性器の検査を行い、包茎と認められた奴隷(包茎奴隷)の管理を各国ごとに行っている。この包茎奴隷を男性として扱わないことにより男女比はおおむね1:1となり、さらには包茎奴隷という確固たる労働力の支えもあり、世界は安定をみせていた。
日本では中学卒業時点で包茎検査がおこなわれる。包茎検査は地域ごとにその地域内の学生が集めれられ施行される。検査はいたって単純であり、数人ごとに裸で検査室に呼び出され、検査官に陰部を見せるそして、勃起時に露茎であることを認められたものは、服を着て退出できる。逆に包茎と認められたものはその場で後ろ手に手錠をかけられ、臀部に包茎奴隷を示す焼き印が押され、その状態のまま露茎者とは別の入り口からの退出となる。
露茎の者が出た先では、友達や家族がまっており、安堵の声を上げる。包茎奴隷となった者たちは、完全防音が施された別の部屋にでることになり、そこでは、さきに包茎奴隷となった者たちの初期指導が行われている。全員四つん這いで尻を高々と上げた姿勢で拘束され、奴隷としての心構えを強烈なスパンキングを与えられながら教え込まれている。
この包茎検査施行当初は、泣き崩れる家族や挙句自殺する母親も珍しくはなかった。また、包茎奴隷者の中にも激しい抵抗を見せるものを少なくはなかった。
しかし、検査に「ある事」を行うようになってからは、徐々に減少をみせ、今では発生数はごく少数となった。「ある事」とは、露茎者とその家族に対しては、包茎奴隷者がいかに男性として劣っているかが説明される。
実のところ、WSO制定後しばらく、包茎者の種としての劣等性に関する研究も発表されている。特に、包茎のものと性交する危険性について、まるで病原菌ウイルスを子宮に入れるかのように説かれている。これを、ドキュメンタリーの形式で説明することにより、徐々に包茎に対する認識が変わっていき、自分の息子のその愚かさに涙する家族はいまだにいるが、包茎奴隷となったかつての息子を思い涙するものはいなくなった。
この説明会後、露茎者と女子生徒を対象に実践ありの性教育が行われる。男女ペアとなり避妊方法などの説明を受けながら、処女や童貞を失う。この性教育の会場にはいたるところに隠しカメラが設置され、包茎奴隷者の初期指導会場から閲覧可能となっている。包茎奴隷たちへの初期指導のスパンキングが終わるタイミングと性教育会場でこれから挿入するタイミングは調整されていて、初期指導の最後の締めとして、初恋や幼馴染の女の子が別の男に処女を奪われるところ”のみ”を見せつけられる。そのご、彼女たちの幸せそうな喘ぎ声が響く会場の声だけが、包茎奴隷者たちに届く。これにより、包茎奴隷者たちのプライドを完全に折りきることで、包茎奴隷の第一歩を歩ませる。
その後、包茎奴隷者たちは、監禁動労施設に送り込まれ女性や露茎者の生活を支えるために、労働に励むことになる。あるいは、一部の富裕層に買われていくものもいるという。