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おまけ
53/53

番外編 ~完結御礼トークショー~

「何をしておられるのでしょうか?」


「え? いや、何でも無い」


「隠さなくても大丈夫ですよ。フィクサー様が未だにアゾートを使って幼馴染みの行動を逐一把握しているのを、私も把握しておりますから。あ、今は本名で呼んだほうが良かったんでしたね。ええと……忘れたのでストーカー様とお呼び致します。大体合っていると思われますからこれで作品的にも問題無いでしょう」


「冒頭から激しいなぁクラッサ!!」


「いいえ、これは冒頭ですが冒頭ではありません。トリを飾っているんですよ私達」


「まさかのまさかだな」


「番外編後半で当初予定していた話をアップする勇気が無くなったり忘却したりで、仕方なく別の話をSS三本仕立てでお送りしたところ、いまいちはじけることが出来なかったので私達に出番が回ってきたようです」


「じゃあ俺達は後半じゃ本来出番は無かったのか……」


「はい。なのでこの章なんてもはや会話オンリーです」


「オマケにも程があるぞ!?」


「でも読者様と致しましてては何かしら背景描写は欲しいところですよね。今はストーカー様の自室で、ストーカー様は全裸です。どんどん引き引き」


「携帯CMのノリでさらっと嘘を吐くんじゃない、嘘を!!」


「嘘でした」


「これがまた物凄く嬉しそうに言うんだからなぁ、もう……」




「しかし毎日飽きずに自宅警備ご苦労様です。この場合自宅を警備ではなく、自宅から女性宅を警備なわけですが」


「遠目で見つめるくらい許してくれたっていいじゃないか!」


「昨今ではそれもかなりグレーゾーンですよ。警察が動くかと言うと別問題ですけれども、間違いなくストーカー扱いされることを自覚してください」


「世知辛い世の中だ……」


「どうせ警備するならずっとしていれば色々本編の流れも変わったものを、一番危険な状況に限って見てあげていないのだから役立たず極まりないと思います」


「へ?」


「口が滑りました、忘れてください」




「ところで俺達はこの章で何をすればいいんだ?」


「……反省会でしょうか?」


「何に対しての?」


「ストーカー様の悪役としての情けない立ち位置に対して?」


「うわぁ傷つくぅ」


「事実ですが冗談です」


「フォロー出来てないぞ」


「失礼致しました。この作品、処女作という言い訳をしても払拭しきれない程の反省点がありますから、最後に懺悔の意を込めてストーカー様をいじろうと言うわけです」


「俺をいじっても懺悔にはならないだろ!? え、なるの!?」


「ならないと思われます」


「いじられ損!!」




「でもあれだな。序盤の筆力の無さは仕方ないとしても、やはり読んで違和感がするような不安定な場所ってのは共通していたな」


「えぇ。きちんと構想していない、展開を予定変更した場所と、逆に構想し過ぎた場所、ですね」


「前者は対クラッサ戦や番外編後半。後者は第一部全般とローズ編、になるのか」


「ストーリーにゆとりを持ちつつも、ある程度まではきちんと作っておく、と言うのが大事だな、と作者は実感したそうです」


「完成しているものをちまちま公開するのとはまた違うからな。脳内でどんなに出来上がっていようがいざ文章打ってみたら違う形で現れたりする。そういう意味でまずそれをしても大丈夫なくらいのゆとりが大事だ、と」


「そうですね。あとは、先をそれなりに考えておかないとこの作者の場合は途端にダメになるみたいです」


「後先考えずにどうにかしてしまうような羨ましい奴はあのガキだけで十分だっ」


「当人は意図せずして家族の復讐を全て遂げていますからね」


「それと同時に俺にとっての復讐の対象になったんだがな……」


「続編はそれで決まりですね!」


「いや無いだろう!!」


「巨大戦艦にて繰り広げられる時間制限有りのアクション小説、ストーカーの逆襲!」


「リメイク出たけどそのネタ通じるの多分少数だぞクラッサ」


「決められたページ数を時間内に読みきらないと読み直しさせられます」


「アクションゲームの制限時間を無理矢理小説に持ってくると酷いことになるな」


「と言いますか、有り得ませんので本気で考えないでください」


「分かってるわ!!」




「全く……さっさと次行くぞ!」


「畏まりました。とにかく作者と致しましては、番外編入ってからは特にぐだぐだで読者様に申し訳無い、とにかくこれを伝えたいようです」


「昨年九月からの体調不良も相俟って、もはや文章自体も何かぐだぐだしてるしなぁ」


「素直に休筆すればいいものを書き進めるから駄作になるのでしょうね。あぁ情けない」


「このページ数まで着いて来てくださった方々の懐の広さは計り知れないと思うぞ」


「はい、むしろちょっと頭のどこかがおかしいんじゃないかと思います」


「失礼だぞクラッサぁぁぁ!!!!」


「褒めているんですよ」


「褒めてない褒めてない」




「ところでさっき続編がどうの言ってたけど書くのかこの作者は」


「いえ、意地でも書かないそうです。もし書くとしたらまた十年後と考えているようで」


「何で意地でも書かないんだ?」


「続編効果でまた読んで貰えても意味が無い、と。完全な新作で読者をつけなくては一発屋と同じだ、みたいな考えがあるみたいですよ。下手に殿堂に入ってしまったのが逆に続編を書きにくいようです」


「なるほど。とはいえこの作品超えるのは無理だろうなぁ」


「作者は楽しく書かせて頂いたようですが、何故読んで貰えているのかはさっぱりですからね」


「俺も何でルフィーナに避けられているのかさっぱりだぞ」


「まさにストーカー脳ですね。要因が一つとは限らないと思いますよ」


「そんなに駄目なのかなぁ俺……」




「そういうわけで次回は完全に別の作品になるので、最後に主人公にゲストとして来て頂きました」


「まてまてまてまて」


「どうもー。って、何でこの人全裸なんです? 全裸女の上司はやっぱり同じく全裸に解放感を見出だすんですか?」


「ちゃっかり最初から待機してたんじゃないかこのガキ!! 嘘を被せるんじゃないっ!!」


「……更に言わせて貰いますと、私を全裸にしたのは貴女だったと思います。あと貴女も人前での全裸シーンありましたよね?」


「くっ、そう言えばそうでした……っ!」


「そんな、やられたぁ! みたいな顔しなくていいから!!」


「全く、ストーカー様をいじるのは構いませんが私にまで飛び火しないで頂きたいものです。さて、番外とは言え仲が悪い組み合わせで残りのお時間進行させて頂きますね。取り敢えずまな板は床にでも座ってください」


「お構い無く。椅子は持参して来ていますから」


「おい、それ椅子じゃないぞ。性根腐ってるけど一応王子だぞ」


「腐っても高そうな椅子でしょう?」


「んなこと言ってない! おいバカ王子、何か言わないのか!!」


「放っておいてくれ。今の俺は全神経を背中に集中するのに忙しい」


「器用な変態だなぁ!?」


「本来食って掛かりそうなのにそれをしないのは、離れてしまったことで、椅子にされようとも接点があるだけでもいいと思い始めたのでしょうか。悲哀に満ちたラストになりましたね」


「そうです! 悲恋小説らしいですからね、この作品!」


「どこの誰がこんなラストに悲哀を感じるんだよ!? ボケが増えただけじゃないか!!」


「あ、クッキー食べていいですか?」


「何しに来たんだこの糞ガキ……」




「とほろでほろほろ挿絵に触れへ貰っへいいれふ?」


「何て言ってるんだ?」


「上の挿絵のことですね。話が進みませんので私めが解説しますと、最終ページなので折角だから、と作者が近い未来のまな板を描いてみたそうです」


「うーむ、髪が長い以外は対して変わってないような」


「ん、私伸ばす気無いんですけどねぇ」


「その辺りは、何か変化が無いとつまらないだろうと言う意図だそうです。あと、持っている剣は精霊武器だそうですよ。あの形ですと例の残った大剣でしょうね」


「うげ、結局ダインを復活させるんですか将来的に」


「続編書くとしたら復活するはず、と作者談です。ちなみに胸がほんのり育っているのは着用するようになった下着の視覚効果らしいです」


「そこ期待したんですけど、夢も見させてくれないんですね……」


「ざまぁみろ」




「えー、ではストーカー様が大人げ無くまな板と喧嘩をおっ始めましたので、立ち上がって椅子から王子に戻ったエリオット様、最後に何か一言どうぞ」


「揉ませないから育たないんだっつーの、なぁ?」


「はい、ありがとうございました。これにて完結となりますがどこかで見かけたらまたよろしくお願い致します」


「いや、ちょ、ツッコミくれよそこは」


「私はボケです。ではごきげんよう皆様」


「だーーー!!!!」


【La sua mano ha il mondo 完】

 完成日 2012-02-24

 ここまで閲覧、応援してくださった皆様方に厚くお礼申し上げます!

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