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第八話:レバニラと二人の距離
レバニラコラボ企画が進む中、澪との関係にも少しずつ変化が訪れていた。
レシピ開発のために何度も試食を繰り返し、お互いの意見を出し合う日々。
「橘ちゃん、この味どう?」
「うーん……ちょっとニラが強すぎるかも?」
「じゃあ、バランス調整してみよう!」
そんなやりとりが自然と増えていく中で、澪の存在がますます近く感じるようになっていた。
ある日の夜、澪がふと呟いた。
「橘ちゃん、もし私たちがVtuberじゃなかったら、どんな関係だったのかな?」
その言葉に、私は思わずドキッとした——。
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