第五十三話:レバニラの余韻と新たな挑戦
イベントが終わった翌日。私たちは、心地よい疲れを感じながらも達成感に浸っていた。
「いや〜、大成功だったね」
澪がソファにぐったりと身体を預けながら呟く。
「まさか、レバニラケーキがここまで話題になるとは思わなかったよ……」
柚葉もまだ信じられないといった様子だ。SNSには【レバニラケーキ作ってみた!】という投稿が相次ぎ、予想以上の反響を呼んでいた。
「次の配信で、私たちもレバニラケーキ作ってみる?」
「いいね! でも、普通のレバニラ料理もやりたいな……たとえば、リスナーが送ってくれたレシピを再現するとか!」
「それ面白そう! 『レバニラアレンジ選手権』開催しちゃう?」
新しいアイデアがどんどん出てくる。レバニラ炒めというシンプルな料理が、こんなにも無限の可能性を秘めているとは——。
「……それにしても、リアルイベント楽しかったなぁ」
しみじみとした表情で呟くと、澪と柚葉も同じように頷く。
「またやりたいね。今度はもっと大きな会場で?」
「それもいいけど、次はもっとリスナーと交流できるイベントもやりたいかも!」
「確かに。たとえば、みんなで一緒にレバニラ作るオフ会とか?」
「いいじゃん、それ! 料理ワークショップ形式のイベント!」
次の企画に向けて、私たちの頭はもうフル回転だった。リアルイベントの可能性、リスナーとの距離、Vtuberとしての新たな挑戦——。
レバニラの余韻に浸りながら、私たちは次のステージへと進もうとしていた。
カクヨムで先行投稿しております。
よろしければ読んでいただき、評価していただけるとありがたいです。
https://kakuyomu.jp/works/16818622171293154777




