第四十六話:開幕!リアルイベント
ついに迎えたイベント当日。
会場のレンタルキッチンは、すでに参加リスナーたちの熱気で溢れていた。私たちはスタッフと共に最終確認を終え、いよいよイベントが始まる。
「みんなー!今日は来てくれてありがとう!」
私がマイクを持って挨拶すると、大きな拍手と歓声が会場に響いた。画面越しではなく、直接リスナーの反応を感じるのは、やっぱり特別な気持ちがする。
「今日は一緒にレバニラ炒めを作って、食べて、楽しみましょう!」
澪の言葉に、リスナーたちも笑顔で頷く。柚葉も続いて、
「緊張しなくて大丈夫!私たちがしっかりサポートするので、気軽に参加してくださいね!」
こうして、イベントは和やかな雰囲気の中でスタートした。
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第一部:デモンストレーション
まずは私と澪によるレバニラ炒めのデモンストレーション。事前に仕込んでおいた食材を使いながら、ライブ感を大切に調理を進めていく。
「ポイントは、レバーの臭みをしっかり取ること!」
「強火でサッと炒めるのがコツ!」
リスナーたちはスマホやメモ帳を取り出し、真剣に聞いている。こういう時、配信とは違って、目の前の反応が直に分かるのが面白い。
「ほら、できた!」
完成したレバニラ炒めを持ち上げると、会場には食欲をそそる香りが広がり、リスナーから「「「「「おおーっ!」」」」」という歓声が上がった。
「すごい、美味しそう……!」
「これはお腹空く……!」
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第二部:リスナー参加型クッキングタイム
続いて、リスナーが実際にレバニラ炒めを作るコーナー。参加者たちは事前に用意された食材と調理器具を手に取り、各自のテーブルで作業を始める。
「えっと、レバーってどのくらい下処理すればいいんだろう?」
「ちょっと味見……あ、意外といける!」
あちこちから、楽しそうな声が聞こえてくる。私たちはそれぞれのテーブルを回りながら、アドバイスをしたり、時には一緒に作業したり。
「すごい!上手にできてるね!」
「いい感じ!じゃあ、最後に火を強くして仕上げよう!」
リスナーたちも、真剣ながらも楽しそうな表情を浮かべていた。
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第三部:みんなで試食&交流会
調理が終わり、ついに試食タイム!それぞれが自分で作ったレバニラ炒めをお皿に盛り付け、テーブルを囲んで食事が始まる。
「いただきまーす!」
口に運んだ瞬間、リスナーたちの表情がパッと明るくなる。
「え、めっちゃ美味しい!」
「今まで食べたレバニラの中で、一番好きかも……!」
「自分で作ると、こんなに美味しく感じるんだね」
そんな声を聞きながら、私たちも自分たちの料理を楽しむ。リアルでこうやって一緒に食べるのって、なんだか新鮮で嬉しい。
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第四部:エンディングトーク
楽しい時間はあっという間に過ぎ、イベントも終盤へ。最後に、私たちからリスナーへ感謝の言葉を伝えた。
「今日は本当にありがとう!みんなと直接会えて、一緒に料理ができて、最高に楽しかった!」
「またこういうイベント、やりたいね!」
澪や柚葉も、満面の笑みで頷く。
「次回は、もっと大きな規模で……とか、どう?」
「えっ!?それってつまり……」
私たちが顔を見合わせたその瞬間、リスナーから「「「「「やってほしい!」」」」」という大歓声が上がった。
こうして、リアルイベントは大成功で幕を閉じた。
でも、これはきっと、私たちの新しい挑戦の始まりなのかもしれない——。
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