第三十一話:新たな挑戦、リアルイベントへの道
レバニラチャレンジが大成功を収めた翌日。私は机に向かいながら、新たな企画を考えていた。
「リスナーともっと直接交流できるようなこと、できないかな……」
画面越しの配信も楽しいけれど、最近はより一体感のある企画に惹かれていた。そんなことを考えていると、通話が鳴る。
「奈央、今ちょっといい?」
澪からだった。
「うん、どうしたの?」
「マネージャーから話があってさ。今度、事務所主催のリアルイベントが企画されるかもしれないって!」
リアルイベント――。ファンと直接会える機会。
「それって、私たちも参加できるの?」
「まだ決定じゃないけど、候補には入ってるって。でも、ただのトークイベントじゃなくて、何か目玉企画がほしいみたいなんだよね」
確かに、ただ話すだけじゃもったいない。何か、インパクトのある企画が必要だ。
「……ねえ、それならさ――」
私は思い切って、ひとつの案を口にした。
「リアルレバニラチャレンジ、やってみない?」
「えっ、リアルで!? みんなの前で!?」
「そう! 参加者を募って、実際に料理してもらうの! で、私たちは審査員! 配信のノリをそのままリアルに持ち込めたら、絶対楽しいと思うんだ!」
澪は驚いた様子だったが、次第に楽しそうな表情に変わっていった。
「……それ、めちゃくちゃ面白そう!」
「でしょ!? せっかくだから、豪華な景品も用意したいし、事務所に提案してみようよ!」
「よし、柚葉にも声かけて、さっそく企画書作ろう!」
こうして、私たちは新たな挑戦――リアルイベントへの第一歩を踏み出すことになったのだった。
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