第十八話:料理バトルリベンジ!未知の食材に挑戦
前回の「アレンジクッキー対決」が思いのほか盛り上がったことで、私たちはさらなる料理企画を考えることにした。
「次は、ちょっと難易度を上げてみない?」
澪の提案に、柚葉が興味津々に聞き返す。
「どういうことですか?」
「普通の料理対決じゃなくて、指定された“未知の食材”を必ず使わなきゃいけないルールにするの!」
「未知の食材……?」
私たちは少し不安になりながらも、その斬新なアイデアに惹かれた。
「リスナーさんから募集して、何を使うかはくじ引きで決めるのはどう?」
「それ面白そう! じゃあ早速リスナーさんに募集してみよう!」
こうして、リスナーたちに「料理に使うと意外な食材」を募集することになった。
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そして迎えた企画当日。
「さあ! みんなが送ってくれた食材の中から、ランダムで引きます!」
ガラガラとくじを回し、私たちのチームに割り当てられた食材は——。
「えっと……“納豆”?」
「うわっ、意外と難しそう!」
一方、柚葉チームは——。
「“チョコレート”?ええっ、料理に使うの!?」
リスナーたちは大盛り上がり。
「納豆料理は想像つくけど、チョコは難易度高そう」「どんな仕上がりになるんだろう?」と、コメント欄も大騒ぎだ。
「うーん……納豆で何作る?」
「レバニラに入れる?」
「いや、それはさすがに違う気がする……」
試行錯誤の末、私たちは「納豆オムライス」を作ることに。一方、柚葉チームは「チョコレートソースの唐揚げ」に挑戦することになった。
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料理を進めていく中で、思わぬハプニングも発生。
「うわぁ、納豆がフライパンにくっつく……!」
「凛音ちゃん、ヘラ使って! それ以上焦がしたらやばい!」
一方の柚葉チームも——。
「ちょっとチョコの溶かし方ミスった!? なんか固まっちゃった!」
「ええっ、どうしよう!?」
ドタバタしながらも、なんとか完成。
「それでは実食タイムです!」
おそるおそる、納豆オムライスを口に運ぶと——。
「……あれ? 意外と美味しい……?」
「納豆のコクが卵に合ってるのかも!」
続いて、柚葉チームのチョコ唐揚げ。
「これは……甘じょっぱさがクセになる!?」
「えっ、本当に!? なんかすごい新感覚……!」
予想外の組み合わせが意外な美味しさを生み出し、リスナーも大興奮。
「どっちも食べてみたい!」「レシピ公開希望!」
「やっぱり料理って、挑戦するのが楽しいね!」
「次も、また意外な組み合わせでやってみよう!」
こうして、新たな料理企画も大成功。次回のさらなる挑戦へとつながるのだった——。
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