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Virtual Re:Link 〜レバニラ炒めを添えて〜  作者: 獬豸
第二章:レバニラフェス、始動!
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第十二話:レバニラ姉妹、二人の味!?

 料理配信の成功から数日が経った。


「ねえ橘ちゃん、次の料理配信は何作るの?」


 澪が楽しそうに聞いてくる。


「うーん、どうしようかな……やっぱりレバニラ?」


「いやいや、さすがに毎回レバニラは飽きちゃうでしょ! せっかくだから、もっといろいろ挑戦しようよ!」


「そ、そうだよね……」


 私は少し考えてから、ふと思いついた。


「じゃあさ、澪と一緒に新しいレシピを考えるのはどう?」


「おっ、それいいね! レバニラ姉妹オリジナル料理とか?」


「そう! 私たちだけの味を作るの!」


 澪の目がキラキラと輝いた。


「やるやる! じゃあ、テーマ決めようよ!」


「テーマ?」


「例えば、簡単に作れて美味しいものとか、栄養バランスがいいものとか!」


「なるほど……じゃあ、二人で食べるともっと美味しく感じる料理はどう?」


 澪が一瞬きょとんとしたあと、ふっと微笑んだ。


「いいね、それ! じゃあ、どんな料理がいいかな?」


 二人でアイデアを出し合いながら、試作の日が決まった。


 そして迎えた当日——。


「まずは食材の買い出しだね!」


「うん、何が必要かリストアップして……えっと、にんにく、生姜、あと……」


「お肉は何にする?」


「鶏肉にしようかな。レバーじゃないけど、しっとりしてて美味しいと思う!」


「いいじゃん! じゃあ、鶏肉のスタミナ炒めみたいなのは?」


「うん! そこに、レバニラの要素をちょっと入れよう!」


 材料を買い揃え、いざキッチンへ。


「それじゃあ、作っていきまーす!」


 配信はしていないが、私たちはまるでいつものコラボ配信のようにワイワイしながら料理を進めた。


「にんにくの香りがたまらないね!」


「うん、これは絶対美味しいよ!」


 フライパンの上でジュウジュウと音を立てる鶏肉と野菜。そこへ特製のタレを絡めると、一気に食欲をそそる香りが広がった。


「完成ー!」


 盛り付けを終え、二人で試食する。


「……うん、美味しい!」


「ほんとだ! これはレバニラ姉妹の新定番になるかも?」


 私たちは顔を見合わせ、笑い合った。


「次の料理配信、これで決まりだね!」


 レバニラ姉妹の新たな挑戦は、また一歩前へ進む——。

カクヨムで先行投稿しております。

よろしければ読んでいただき、評価していただけるとありがたいです。

https://kakuyomu.jp/works/16818622171293154777

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