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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
二次試験開始・2対2の実技トーナメントスタート!!
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第十五章 Midori & Momiji VS Marine & Itadori

あの、これの次、15.5章なんですけど、めっちゃふざけてます。マジで。うわぁ。うん。うわぁ。

〜第十五章 ミドリ&もみじVSマリン&虎杖〜

「それでは!第2ブロック3試合目、ミドリ・ヤマナカ&もみじ・メープル VSマリン・ストック&虎杖・ガーデンクロワッサンの試合を開始します。それでは…スタート!!」


 相手は先輩、3年生のマリン先輩と虎杖さんだ。


「マリン先輩、彼氏さんと一緒に出てるんですね!守ってもらうんですか?」


 私は始まりと同時にマリン先輩を煽る。マリン先輩は挑発にすぐ乗ってしまう性格で、それをいつも彼氏の虎杖さんが止めている。


「はぁぁあ?!ふざけないでよ!私だって戦うわよ!!」

 ほら。すぐに怒り始めた。いい感じ。もっと挑発すれば無鉄砲に飛び込んで来るはず!


「えー!!先輩、弱いからミドリ心配です!!」

「それマジで言ってるの?私、怒ったから!!」

そう言ってマリン先輩が前に飛び出す。やった!これで2対1で戦える…


「はいはい。そこまでね。」

   虎杖さん…


 マリン先輩の動きが虎杖さんの声で止まる。

「思いっきり挑発されてるよ。いちいち乗らない。先輩でしょ?負けちゃったらかっこ悪いよ。」

「虎杖…分かったわ。落ち着きましょう。私達はこの学び舎の生徒会長、副会長なんだから。」


  げぇぇぇぇぇぇぇぇ!!マリン先輩、落ち着くとすごい強いんだよなぁ。ていうか虎杖さんがいないと駄目だから二人になると強いと言うべきかな…


 まぁそんなことよりこの作戦は失敗…じゃあ次に、

「虎杖さん、マリン先輩のどこが良かったんですか?確かに可愛いですけど…ねぇ?あ、もしかして見た目で選んだんですか?意外と薄情ですねぇ。」

 

  虎杖さんはマリン先輩のことを悪く言われるとキレる!そしてマリン先輩は虎杖さんが自分のどこが好きなのかわからないためこの言葉は結構な精神攻撃になる!!


「調子に乗らないほうが良い。一年。それ以上マリンを傷つけるな。」

 案の定虎杖さんは怒った表情を見せ、杖を構えた。


(もみじ、作戦成功!今の二人になら正面からでも勝てる!!)

 私はもみじに小声で声をかけると、そのまま、

「天空魔法、エンジェルウィング!!」

 私の背中には白い翼が生えた。そのまま翼を揺らし二人に突進する。一方のもみじは大きなウェーブに乗りコートの端いっぱいまで水を広げている。



「一年…なめるなよ…」

 虎杖さんが杖を構え、

「植物魔法、食人植物!!」

 と食人植物を出した。


 まずい!!水性魔法に植物魔法は相性が悪い…もしもみじの水を吸って植物が成長しちゃったら…


「もみじ!待って!戻って!!」

 私は上からもみじに叫んだ。だがもみじは止まらない。


「もみじ!!止まって!!」



「闇魔法、ヴェノム!」

 もみじが叫んだ。


「今この状況で毒?何を考えて…あっ!」

 マリン先輩は叫んで後ろに下がった。


  なんと、ウェーブの水に毒が混ざり、紫色になっていたのだ。せっかく出した食人植物も毒を吸ってぐったりしている。


「マリン先ぱーい!!降参してください!じゃないと病院行きですよ〜」

 私はしめたと思い、マリン先輩に空中から言った。


「くっ…そうね。これは追い詰められたわ。キャッ!」

 マリン先輩の足に水がかかりそうなくらい二人はコートの端に追いやられていた。


「降参だ!降参!マリンに何かあってはいけない!!」

 虎杖さんがサクラ姉に叫ぶ。



「マリン&虎杖チーム降参です。両チーム、今すぐ攻撃をやめなさい。両チーム、攻撃を禁止します。」



 サクラ姉がアナウンスするともみじは魔法を解いた。虎杖さんもぐったりしている食人植物を消し、マリン先輩とコートを降りていった。


 「やったね!もみじ!あと、ごめん。私はまだもみじのこと、信じきれてなかったのかもしれない。ごめんね。」

 私はコートを降りながらもみじに謝った。


「いっ、いいよ。私も…ミドリさんの言うこと聞かなかったし…」


「そんなの気にしないで!もみじがこっちのほうが良いって思ったことをやって。もみじにはもみじのやり方があるんだから。さぁ!2回戦も頑張ろう!次はリリィの試合だよ。見に行こ!」


  空を見上げると、少し赤みが差していた。今日は第2ブロックで終わりかな。ってことは明日になったらいよいよ王族が来るのか…



   私が観客席に続く階段を上がっていると、上からリリィが降りてきた。

「試合、良かったじゃん。」

「リリィ!!」

 私がキラキラとした視線をリリィに向けると、

「特にもみじが。」

 とすれ違い様に辛辣な言葉をかけられた。うう…でも、これこそリリィだよね。


  「私が一番分かってますぅ!!カレンとかもみじとか、機転がきいてすごいよね。」


 「不思議ちゃんだからね。」

リリィは一言だけ、そう言うと階段を降りていった。


リリィ〜お姐さん〜私事ではございますがね、私にもまるで姉の様な友達がいるんですよ。まぁ、私誕生日遅いから、実際に一歳差ではあるんだけど。で、彼女はまぁ、お姐さんですね。はい。リリィも、ミドリにとっては姉の様な存在であり、大切な親友なのでしょうね。もし、リリィがミドリと組んでいたら、運命はどう変わったのでしょうか。

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