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The Young Magic Fighters  作者: 神崎きのこ+山田後輩アロマ(マッチョ先生)+白鳥Sora+菊の花サラ(ヘボ弟子)
準決勝始まりの合図
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第百休章+第百九章 Such A Damn Arrogant Bastard+Spirit

第百休章と、第百九章です。きのことアロマの合同制作です。

〜百休章  とんだ自惚れ野郎だ〜


  ーやぁみんな。ボクはカレン・ペドル。みんなもご存知、美少年だよ。Hue〜かっこいい〜パチパチパチパチ。え?とんだ自惚れやろうだって?だまらっしゃい。ボクこそが正義なんだよ。この世のルールだ。


 とりあえず簡単に今までのあらすじを説明すると、竹鬼にボクの好意がバレてしまって、もみじさんに風圧で飛ばされているという状態だよ。

「カ、カレン、どうするんや?その、このままだと場外で失格やで?」

竹鬼が気まずそうに聞いてくる。


 ーやっぱりこんな美しくてかっこよくて賢くて強くて美しいボクに好かれているなんて知ったんだから、緊張でそうなるよね…


「とりあえず、まずは威力を落とそう。水性魔法、ウォーターフォール」

ボクは杖を振ってボク達の後ろにいくつもの滝を作った。


「バシャッ!!」

ボク達は1つ目の滝にぶつかって、大きく水を被った。

「ゲホッゲホッ。」

竹鬼がむせて口から水を吐き出す。


「気をつけて。まだあるから。滝に近づいたらしばらく息を止めてね。」

ボクは竹鬼にそう伝えると、濡れた髪を解いた。

「キランッ。サラッ。」

ボクの髪は美しい!世界一だ!誰にも負けない!!

水滴が髪から頬をつたったり、滴り地面に落ちていく。


「ブルブルッ!さっみー!」

竹鬼が震えながら言った。

「風邪引くかも…風邪ひいたら、もみじと、デートいけなくなる…」

竹鬼がボソリと言った。


ー何だって!?もみじさんと、デート?ボクをデートに誘ったこと、一度もなかったのに…


「ん?竹鬼、なにか言った!?」

ボクはわざと大きな声で言った。


「あ!え、なんでも、ないよ!」

竹鬼がごまかす。



「仕方ないな、パートナーとして、これは使いたくなかったが…」

「カレン…まさか!!!」

竹鬼が慌てる。ボクは気にせず、言った。


「以心眼!!!」

そう言うと、竹鬼の服がすけていって、皮膚もすけていって…


ーやっぱり、デートだ…


竹鬼の脳みその中の、予定表には。大きな字で、『もみじとデート』と書いてあった。

「クソッ!!デートか!!しかも、紅葉椛と!!!」

「…っ!!カレン!!その名は、言っちゃいけない!!」


そうだ。もみじの本名は、紅葉椛。

言ってはいけなーいのだぁ〜〜〜〜






〜第百九章   精霊の様〜


 ーカレン…?


銀色の何かが、視界を横切っていった。俺は手を伸ばしてそれを受け止めようとした。だが間に合わず、カレンの髪は、地面に落ちた。


「あ…?なんで…こんな…」

俺は自分の手を見つめた。


「ブワッ!!」

また滝に打たれ、水が口に入って咳き込む。


「竹鬼、何してるんだ!!コートの外まであと少し、早く地面に降りろ!!」

 カレンがいつもと違う、乱暴な声で俺に叫ぶ。


「早くしろ!!もう勢いは落ちてきてるんだ!!天空魔法だ!天空魔法を使え!!」

急なカレンの変化に、俺は言葉が出なかった。カレンと視線を合わせても、昔のカレンはもういないような気がして、カレンの短くなった髪を只々、見つめた。


「チッ。僕がやるしかないのか。」

カレンは舌打ちをしてそう言うと、俺の方に杖を向けて、

「天空魔法、エンジェルウィング」

カレンが軽く杖を回すと、俺の背中にずっしりと、しかし柔らかくて軽いものが生えた。


 俺とカレンは自分たちの背中の羽を動かして、地面に着地した。かなりコートの場外ラインギリギリだったが、なんとかコート外には出ずにすんだ。


「竹鬼、反撃開始だ。」

「お、おおっ。」


なんで百休章そんなことになった…?

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