第十一章+第十二章 Lily's Magic+Team Work
ラーンラーンララーん♪前書き〜書くのめんどくなってきた〜誰か代わりに書いて〜♪
〜第十一章 リリィの魔法〜
ーーやっぱり咲四郎を狙うよねぇ…咲四郎は弱いし先に潰して2対1のほうが分がいいに決まってる。でも、やらせないから。アタシはヤクザの家に生まれたんだ。義理堅いんだよ!!ーー
「芸術魔法、木星!!」
どこからともなく音楽が聞こえてきたかと思うと、カスミが気持ち良さそうに眠っていた。咲四郎は目の前で崩れたツルを見て呆然としている。
「さぁて。次はアンタの番だね。」
リリィがローザにニヤニヤしながら言うと、
「こ、降参!降参です!杖無しでなんて戦えないよぉ…」
とローザは両腕を上へあげた。
「やったねリリィ!!」
私は客席からリリィに叫んだ。
「当然でしょ!」
ーリリィはすごいな…いつも凛としてクール。やるときはちゃんとやるし成績も良い。きっとリリィは王族に褒められても当然だって凛としてるんだろうなぁ…
「負けないからね!!リリィ!!」
「やれるもんならね!」
〜第十二章 チームワーク〜
その後もすごい試合が続き、次は第2ステージの試合が始まる。私達は54番、第2ステージの3試合目だ。
一試合目は…第一ステージでもすごい実力を見せていた竹鬼とカレンの二人だ。
カレンは長い銀髪を後ろで一つに束ねており、青いフレームのメガネがカレンの知的な雰囲気によく似合っている。
一方の竹鬼は短いこげ茶色の髪にツリ目の典型的な元気男子だ。
第一ステージ4回戦では竹鬼がスタートと同時に飛び出し、カレンがサポートしながら相手が困惑している隙に二人同時に風力魔法で相手を場外に飛ばすという、素晴らしいチームワークを見せた。
「それでは、第2ステージ第一試合、竹鬼・盤風&カレン・ペドルVS白玉・濃来&セイシカ・アルベルトの試合を開始します。」
竹鬼、カレン、白玉、セイシカがコートに現れた。白玉とは同じクラスだからまぁまぁ仲も良い。
白玉はぽっちゃりとした白髪の女の子で、セイシカは桃色の髪を持った男子生徒だ。
「がんばろうね。セイシカくん。」
「うん。全力で。あ、いやほどほどの方が良いかな…?」
「コホン。では、スタート!!」
「竹鬼!!」
カレンが叫ぶと同時に竹鬼が飛び出した。
「別の人相手に同じ手が通用すると思わない方が良いよ。あ、いや別の人だから通じるのかな…?」
「おい!コラ!セイシカ!!ちゃんと動け!!」
白玉が声を張り上げた。
ーうわぁ…怖い…白玉って急に性格変わるからいつも突然どなられて怖いんだよね…
「あ〜ごめん!頑張ります!!」
そう言いながらセイシカは白玉の前に出た。
「解除魔法、魔法反射!ていうかシールド!!」
白玉とセイシカの前に透ける白い壁ができた。
「魔法反射?!まずいな…竹鬼!一旦下がって!!」
「え?!あ、りょうかーい!」
カレンがすかさず竹鬼に指示を出し、竹鬼はカレンの言うとおりに下がった。
「オーケー。別の手を考えよう。魔法反射は厄介だよ。相手から受けた魔法攻撃をすべて反射し、相手に跳ね返す魔法…難しい魔法だけあって効果は絶大…」
カレンと竹鬼は近づいて話あっている様だ。もう前と同じ方法は通用しないけど、どうするつもりなんだろう…って、あ?!
なんと、ずっと竹鬼のサポートをしていたカレンが前に出たのだ。
「行くよ!!」
「オウ!!水性魔法、ビッグ・ウェーブ!!」
竹鬼の出した波が、カレンを乗せて猛スピードで向かって行く。
「げぇ!!正面突破?!」
白玉が叫んでセイシカの後ろに引っ込んだ。
「さぁ、チェックメイトだよ!!」
カレンが言いながら二人に突っ込んだ。
ー魔法は効かないのに…やけくそ?いやでもいつも冷静なカレンがそんなことするわけ…
そんなことを考えている内にカレンはもう二人の目の前にいた。
「いくよ!!風力魔法、天狗風っ!!っと見せかけて普通の回し蹴り!!」
…え?
気付くと白玉たちが場外に蹴り飛ばされていた。
え…?そんなのアリ…?
当然白玉たちは魔法は自分たちに効かないのだから無敵も同然。いくら強力な魔法を使ったって敵に跳ね返るだけ…という自信が考えを軽くさせてしまったのだ… と、右隣に座っているリリィが言っている。
そういえばカレンの武術の成績は他の教科に比べても、飛び抜けて優秀だった気がする…そういうことも頭に入れておかなきゃいけないんだなぁ…
カレンの武術の成績は飛び抜けて優秀、てな訳で、みんなの一番得意な教科をここに参照します。
ミドリ ー優秀:特殊魔法学 ー絶望的 礼儀作法学
もみじ ー優秀:基礎魔法学 ー絶望的 武術・体操
リリィ ー優秀:と、いうか、大体平均。全部の教科の成績が中の上ぐらい。
カレン ー優秀:武術・体操 ー絶望的 無し。全部の教科が上の上。
竹鬼 ー優秀:広範囲魔法学・武術・体操 ー絶望的 優秀なの以外。大体先生の話を聞いていない。優秀なのは生まれつき得意だっただけ。本気を出せば、意外と良い成績を取れるのかも…?勇者、頑張れ!
菊夜 ー優秀:特殊魔法学 ー絶望的 無し。全ての魔法を、平等に扱える。まぁ、上の中ぐらいで扱える。うん、天才。特殊魔法学は一番得意な魔法が含まれている。