第九十二章 カレンと竹鬼の血縁関係複雑すぎるわ+大魔王ほうれんそう誕生
後書きにカレンカッレと勇者の関係性載せます。
〜第九十二章 ちょっとまとめ〜
「…ま、こんなとこかな。要するに、ボクのお祖母様と、その親友のお祖父様は、兄妹なの。で、親友くんは風の王族、盤風一族の次期跡取りってわけ。それでボクがあのクソジジィが死ぬまでにジジイを倒せたら、晴れて渚の当主はボクの母さんさ。」
「色々すげぇんだな…でも、母さんって、お前は渚の当主の座には興味ないのかよ?」
「ボク?どうだろうね。まぁ、ひとまずの目的はあのクソジジィを挫折させることさ。」
「…恨みが深えんだな…あ、つまり、お前は俺の話をそのクソジジィとか、渚一族、盤風家の奴らから聞いたってことか?」
「そういうこと。中々鋭いね。」
そう言ってカレンは笑った。これが、俺たちの出会いだった。俺たちはその後も仲は良過ぎはせず悪くもない、まぁ、俺たちには丁度いい関係を保った。…まぁ、俺にとってカレンはたった一人の心が許せる友だったのだが。
〜第九十二.五章 あろまんなんか書いて〜
ほうれんそうアタ〜っく!!
ボクがその言葉を初めて聞いたのは、4歳のときだった。
ある日、大魔王ほうれんそうと名乗る年寄がボクの家を訪れた。
「はじめまして。私、大魔王ほうれんそうと申します。ほうれんそうは全てひらがなでございます。」
見た目はちゃんと気持ち悪い紳士だが、髪型がどうしてもおかしい。髪の毛がまるでほうれん草の葉のようで、しかも、サングラスをしている。
その後、大魔王ほうれんそうは、ボクの家に住み着きで働くようになった。
ーある日、ボクが庭で、修行をしていると、大魔王ほうれんそうが言った。
「カレン様、あなたは何があっても、強くならなければなりません。」
「…どういう事?ボク、そのくらいのこと、わかっているよ。」
ボクがそう言うと、大魔王ほうれんそうは、微笑んで言った。
「ただ強くなればよいのではありません。そこで、今日、私は貴方様に新しい技を教えることにしました。」
「新しい、技?」
「はい。その名も、ほうれんそうアタ〜っく!!」
「…なにそれ?ほうれんそうアターっく?」
「いいえカレン様。ほうれんそうアタ〜っく!!、でございます。それは、我が一族、菠薐の最終奥義でございます。」
「見せてよ。その技を。」
ボクが目を星のようにキラキラして言うと、大魔王ほうれんそうは、彼のサングラスを取った。サングラスの下には、黒目が、緑のほうれん草の目があった。どういう目?
「これが、伝説の最終奥義、ほうれんそうアタ〜っく!!でございます。」
「え?その目が?」
ボクが聞いたら、大魔王ほうれんそうは、言った。
「これは、ただの目ではございません。この目で見たもの、全てがほうれん草に見えるのです。すごいでしょう。」
ーは?人がほうれん草に見えて、何が良いの?
「大魔王ほうれんそう、ボクは君にうんざりしたよ。時間がもったいない。」
「か、カレン様!?」
「それと、もう家に入らないで。じゃ、さようなら。」
ボクはそう行って、大魔王ほうれんそうにお別れした。もう、大魔王ほうれんそうにボクの大切な修行を邪魔されたくない。
ーばいばい、可愛そうなほうれん草野郎。
最初に遡ります。結構前。風と水の国は一つの国で、和の国と呼ばれていました。要するに、露天風呂だわっほい。みたいな。で、兄弟で分断しよう!ってなって生まれたのが、風の王族、盤風一族と、水の王族、??一族。ここの、王族の名前は、全く決まっていません。
で、あったま悪い子孫たちによって、長きに渡る戦争が始まってしまったんですね。そこで活躍したのは、水の国の三代勢力、渚、一夜、泉の三家です。この人たちは、王族ではなく、ただ単に強かっただけです。この時代には魔法戦闘員は存在していなくて、最初に王宮魔法戦闘員を思いついたのは、物語の舞台、花の国です。
渚一族、カレンの家は、王族ではなかったんですが、その力ゆえに、国中から恐れられる、権力者です。で、戦争の引き金となってしまったのが、国を渡った水の国出身の兄妹ですが、兄の方は風の国に渡れちゃったんですよ。妹は捕まって、処刑されそうになった所を渚一族に助けられて、カレンのお爺さん、翡翠さんと結婚します。
兄の方は、あったま悪い王の妹と恋に落ちちゃって、ここで結婚した妹、というのが、竹鬼のお婆さん、東風さんなんです。と、いうわけで、王族とか関係なしに、ただ血が繋がってるんですよ。カレンと竹鬼の、母親同士が、従兄弟だから…竹鬼とカレンは、なんだ?てか、そういやカレンのお義父さん、風松さんって、エリカさん、カレンの母親の従兄弟じゃん。わぁ。




