第十章 Lily's Match
あれ変えました。なんていうんだっけ。あれ。そう、あれ。あれです。あれあれ。あれを変えたんです。そう、あれ。
〜第十章 リリィの試合〜
「ええっと…最初の試合は…カスミ、ローザ 対 咲四郎、リリィ…あっ!最初の試合はリリィのだ!!」
「…応援…しなきゃだね…?」
「うん!!応援なら誰にも負けないよ!!」
「それでは、第一ステージ第一試合、カスミ・かみかわ&ローザ・クリスティーナVS咲四郎・泉&リリィ・シルクロードの試合を開始します。」
サクラ姉さんの声がスピーカーから聞こえてくると同時に、四人がコートに姿を現した。
「いけええええええ!!やっちゃえ!!リリィ!!」
私が叫ぶとリリィがこちらを向いて、
「アンタねぇ…仮にもアタシが戦うのはアタシたちのクラスメートだよ?」
と、呆れた顔で言ってきた。
「ま、まぁ、とにかく頑張って!!」
「ふふふ…。さて、それではよーい…スタート!!」
サクラ姉が合図を叫んだ瞬間、リリィが動いた。
「先手必勝!!芸術魔法、ピカソ!!」
コートの地面が揺らいだかと思うと地面にカラフルな色が付き、四方八方に割れ始めた。
「キャア!!」
カスミとローザが悲鳴をあげた。
「は、早くなんとかしないと!!ローザ、天空魔法を!!」
カスミがローザに叫んだ。
「う、うん!!天空まほ…あっ!!」
ローザが地面の揺れで杖を落としてしまった。
「ご、ごめん!すぐ拾う…きゃあっ!!」
地面が大きく揺れ、盛り上がった。
「つ、杖が!!」
杖は地面に持ち上げられ、手が届かないところに行ってしまった。
「っ! だ、大丈夫、私がなんとか…植物魔法、ヴァイン!!」
カスミが出したツルが、真っ直ぐと咲四郎に伸びていった。
あれとは、章のことですね。新章に入りました。やたー!二次試験、みんな頑張れー!