第八十章+第八十.五章 The Burning Hell Of Bondage+台無しの傑作
なんか真面目な八十章に、五章が加わったせいでやばいことになってるよ。絆の灼熱地獄が台無しだよ。あはは。
〜第八十章 絆の灼熱地獄〜
ー多分…シルクロードの受け売りの、火炎魔法、灼熱地獄って言ったんだろうな…まぁ、呪文はイメージをより鮮明にするためだけのイメージに過ぎないし、ちゃんと言わなくても良いんだけど……呆れるぜ…
俺はコートを見下ろした。三年の不良たちは炎に囲まれ動けなくなっている。
ー穴だらけ…親友はもっと上手くやってたぞ?
俺はミドリの作り出した荒い炎の輪を見つめた。炎の威力はまぁまぁ良いものの、あまり綺麗な輪っかにはなっていない。
「はーはっはっは!!どうだ私の力はぁ!!」
ミドリが叫んで拳を宙に突き上げる。その声は、息が荒く、表情には疲れが見て取れた。
ー高度な魔法を連続で使うからだアホっ…!!
「はぁはぁ。先輩っ…降参してくださいっ」
ミドリが炎の渦に向かって言う。
「降参?俺らはまだ中3だぜ?高校生に見えるかもしれねえけどなぁ?!」
三年生の叫ぶ声が聞こえたかと思うと、コートに雪が降り始めた。
雪はミドリの炎をどんどん消してゆく。
「三年の力、舐めんじゃねえぞ一年がぁっ!!」
〜第八十. 五章 アロマんときのこんこんの傑作〜
「三年の力、舐めんじゃねえぞ一年がぁっ!!」
ゴキブリが言った。
「ゴキブリ魔法、ゴキブリの雨!!」
ゴキブリがそう叫ぶと、上から、ゴキブリの雨が降ってきた。
「ちょっ!ゴキブリ!!俺、ゴキブリだめなんだよ!!」
ゴキブリと組んでいたクモが言った。
「だから、こういうときは、クモ魔法、クモの雨!!」
クモがそう叫ぶと、今度は、クモの雨が降ってきた。
「ちょっ!俺は、クモがだめなんだよ!!」
あらら。揉めている。
「ふたりともだめだなぁ。こういう時は、迷わずこれでしょ。ウ◯コ魔法、茶色いソフト…」
「ギャーーーー!!言うなーーー!!!」
私が言いかけると、ゴキブリとクモは叫んで即座に降参した。
やったー勝っちゃった!チェキラ☆
私は、嬉しくて会場にいる人達に手を振った。あれ?あれって、お父さん!?
「え?お父さん!?」
「ミドリ、I 00 だったぞ!!」
私が思わず叫ぶと、お父さんがにっこり微笑んで手を振って言った。
「え?うそ、あの子の父親、芽生様なの!?」
「え?それにしては娘は弱いねー」
「そうだよねー。ウン◯魔法とかめっちゃ下品な魔法使ってるし。」
「きゃー!芽生様!!かっこいい!!」
むむむ。会場が盛り上がってきている。でも、私の悪口も言っている…なんで、お父ちゃんだけが…?
なんか真面目な八十章に、五章が加わったせいでやばいことになってるよ。絆の灼熱地獄が台無しだよ。あはは。




